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スポーツカーとのクロスオーバー CX-7

SUVとスポーツカーとのクロスオーバーが、マツダ CX-7。それはハンドリングや操縦性のみならず、そのデザインにも表れている。チーフデザイナーの小泉巌さんにお話を伺った。

執筆者:松本 明彦


力強くスポーティーなプロミネントフェンダー

SUVとスポーツカーのクロスオーバーがCX-7。

CX-7は、4680×1870×1645mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2750mmのボディに、4気筒 2.3L 直噴ターボの238ps 35.7kgmのエンジンを積む。ライバルは、ハリアーやムラーノ。「たとえばトヨタ ハリアーやBMW X5などはSUVと高級乗用車のクロスオーバー。CX-7はSUVとスポーツカーのクロスオーバーです」とCX-7のスポーティーさを強調する、チーフデザイナーの小泉巌さん。

CX-7のチーフデザイナーの小泉巌さん。
各社のクロスオーバーカー。 提供:マツダ

エクステリアデザインのキーワードは、Sporty(スポーティ)、Sturdy(スターディ)、Sleek(スリーク)。スポーティーで力強く、流れるように滑らかなデザインということだ。CX-7のデザインの特徴は、まずあの盛り上がったフロントフェンダー。「独立させた『プロミネントフェンダー』は、力強さとスポーティーさを表現。『RX-1』『RX-EVOLV』『RX-8』と続く、マツダのスポーツカーの特徴です」とそのアイデンティーを語る小泉チーフデザイナー。モデラーの相川正志さんも「RX-8の時はこのフェンダーを実現するために、設計や生産現場で苦労しました。でも、やはりスポーツカーなので皆『何とか実現させよう』と、一丸となって生産にこぎつけたんです。このRX-8の経験があったので、CX-7のフェンダーも実現できました。」とその背景を教えてくれた。

クレイモデラーの相川正志さん。
プロミネントフェンダーは、『RX-1』『RX-EVOLV』『RX-8』『CX-7』と続く、マツダのスポーツカーのアイデンティティー。 提供:マツダ

今年のジュネーブショーでマツダ2、日本名新型デミオが発表になったが、こちらもプロミネントフェンダーを採用。おそらく今後のマツダ車には、このプロミネントフェンダーが力強さとスポーティーさの象徴として、スポーツカーに限らず採用されていくことだろう。

独立させた『プロミネントフェンダー』は、力強さとスポーティーさを表現する。
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