SUVはツライよ!?
2代目ムラーノが登場。初代の成功を受けて、世界約170カ国で発売を予定するグローバルモデルに。全長4825×全幅1895×全高1730mmというディメンションは、日本では小さくはないが、SUVとしては王道といえるサイズ。価格は315万~404万2500円 |
しかし、2代目は初代と市場環境が異なる。ガソリン高は落ち着いてきたとはいえ、北米や日本、欧州などではサイズ、排気量ともにダウンサイジング化が進んでいる。胸を張って大きなSUVに乗れる空気でもなくなっている。そんな中に登場した2代目ムラーノの走りや居住性はどうなっているのか?短い時間、街中での試乗だが、印象を報告したいと思う。
上質さが着実に向上
リヤビューは日本未導入の「FX」シリーズなど、最近の日産SUVのイメージに沿った印象を受ける。世界を見回してもスタイリッシュなSUVに入ると思う |
2代目のデザインは、ムラーノの新型と分かるフォルムをしているものの、成功作の2代目ならではの苦労も感じられる。デザインの良し悪しは個人の嗜好によるから、個人的見解だが、2代目ムラーノは、繊細さは増して複雑な線と面を感じさせるが、線が細くなった感じを受ける。初代の方が男性的な荒々しさで、2代目は少し国籍不明というか、あえていえば東南アジアチックの印象も受ける。
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