増した上質、高級感

シート
リヤシートは中央にも座れる足もとスペースがあるが、背もたれは硬く、快適なのは2人まで。ただし、近所に食事に行くというシーンなら大人でも座れるだろう
最初に試乗したのは、3.5L。今回は初代のように2WDの設定はなく、2.5L、3.5Lともに4WDの組み合わせになる。全車CVTだが、3.5Lにはマニュアル感覚の操作が可能なCVT-M6になる。

3.5Lはゼロ発進から大きなボディを軽々と動かすが、アクセルの反応がやや過敏な印象で、無造作にアクセル操作をするとややギクシャクとした走りになってしまう。街中では3.5Lのパワーは持てあまし気味ではあるが、プレミアムSUVとしては、3.5Lのほうがパワー、静粛性ともにマッチしている印象だ。

2.5Lは多少ラフに回る感じがするのと、3.5Lよりもノイズが少し大きく感じられる。軽快感はあるし、実用上不足はないが、走りの質感という視点では当然ながら3.5Lに軍配を上げたい。

乗り心地や静粛性は、輸入高級SUVに何ら見劣りしない。2.5Lモデルの遮音性を高めれば「インフィニティ」ブランドの高級車として売っても、違和感は少ないのではないか。

スタイルに惚れたなら

エンジン
エンジンは、2.5Lと3.5LのV6を用意。3.5Lは260psと額面どおりのパワーを感じさせてくれるが、ハイオク指定になる
高級SUVは、輸入車にも数多い。しかし輸入車を含めて、車格や価格を考えるとムラーノとガチンコになるモデルは少ないだろう。ハリアーはモデル末期でレクサスに鞍替えするし、マツダCX-7と直接競合するとは言い切れない。BMW・X5やメルセデスのMクラスなどから、VWのトゥアレグ、ティグアンなどのSUVだけでなく、輸入車を中心としたクーペなどもライバルといえるかもしれない。印象としてスポーティさは薄れたが、洗練された乗り心地を含めて、初代よりも高まった上質感は新たな強みといえるだろう。

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