街中では「I」モードで
クルマに詳しくない人なら、助手席に乗ってもボクサーサウンドには気が付かないだろう。エキマニの不等調音はいまは昔だ。ターボだけに中速域からの加速のツキは十分。AWDと2WDともに設定する |
むしろ、加減速のコントロール性でも「I」モードのほうが過敏にならず、丁寧な運転ができる印象だ。ただし、郊外のバイパスなど、巡航スピードまで素早く加速したい場合は、「S」モードに切り替えればいいはずだ。
また、2.0Lで大丈夫かという疑問は、もちろん225ps/33.2kg-mのターボだけに問題なしという結論だ。売れ線のNAモデルは、148ps/19.5kg-m。フォレスターと同値だが、フル乗車ではやや力不足かもしれない。4人程度までなら実用上不満はないだろう。
高速域でもスムーズ
リアサスペンションにダブルウィッシュボーンを採用。上屋の重いエクシーガでもスバルらしいハンドリングのよさが味わえる。燃料タンクを薄型にし、2-3列目の足もと、頭上空間など、スペースを確保 |
ハンドリングのよさも期待を裏切らない。エクシーガは7シーター、パノラマの大きなガラスルーフを謳うが、ノア&ヴォクシーやステップワゴンなどの背高系はもちろんのこと、ストリームやウイッシュ、オデッセイといったライバルにも操る楽しさでは負けないどころか、乗り心地のよさを含めたバランスでは一歩抜け出している感がある。
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