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期待以上のフリードの実力(3ページ目)

街中にちょうどいいコンパクトサイズのミニバンは、ミドル・ラージクラスよりも市場は小さかった。ホンダ・フリードはその構図に風穴を開ける実力の持ち主といえるだろう。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

もし購入するなら

荷室
7、8人乗りの3列目は跳ね上げ式を採用。背もたれを前に倒して、跳ね上げるタイプ。スプリングを備えていないが、女性でも許容できる重さかもしれない
7人乗りが約6割、8人と5人乗りが約2割と分け合っているが、個人的には8人乗りはなくてもいいと思う。アウトドア派にはもちろん5人乗りがオススメ。高さも奥行きもある荷室は使いがいがありそうだ。空間を上下にいっぱい使えるマルチフックシステムを設定し、好みに応じてバーやラックを追加できるオプションも用意している。

エアロも人気

リヤビュー
エンジン部分がフィットベース、居住部分はフリード用に設計された。フロントからの眺めはシャープな印象で、リヤビューはモビリオの流れを感じさせなくもない、安定的なフォルム
個人的に購入するなら、一番人気のGは、ABCとトラクションコントロール、横滑り防止機構がセットになったVSAが4WDにしか装備されないのでパス。安全性を考えるとVSAが欲しいので、7人乗りのFFであるGiエアロという選択になる。5人乗りも魅力的なので、同じくFFでVSAが備わるFLEXiエアロになるだろう。ただ、エアロなしのFFでVSA装着車の設定がないのが残念。ちなみに人気オプションはリア左側のパワースライドドア、ディスチャージヘッドランプの順。人気カラーはポリッシュドメタル・メタリック、プレミアムナイトブルー・パールと続く。

まずは順調な滑り出しを切ったフリードは、モビリオよりも万人受けするスタイルと、モビリオを含めて、ライバルを着実に上回る居住性が受けているはず。停滞するコンパクト・ミニバンの市場が活性化することを期待したい。燃費や環境問題を考えると、巨大なミニバンに乗ることを躊躇する層の乗り替えもより進むだろう。それだけのポテンシャルを感じさせるのが新生ホンダ・フリードだ。

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