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新型ステップワゴンはどう変わった?(2ページ目)

トヨタのヴォクシー&ノア、日産セレナなど競合ひしめく5ナンバー級のBOX型ミニバン。ホンダ・ステップワゴンは強力ライバルにどう立ち向かうか。注目は復活の「スパーダ」だ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

細部の変更でイメージチェンジ

インパネ
2.0LがAT、2.4LにCVTを採用する。新たに2.4Lにはパドルシフトが加わっている
まず、ノーマルグレードの変更点を紹介しておこう。新意匠のフロントグリル、フロントバンパーで顔つきを上質なものにイメチェンし、リヤコンビランプもスタイリッシュなデザインに変更、15インチホイールも新デザインとして、外装色にルミナスブルー・パール、バスクレッド・パール、ポリッシュドメタル・パリックを新たに設定している。

内装では、前後のウォークスルーを可能にした2列目キャプテンシートをメーカーオプションとして設定されたのがニュースだ。従来型は、チャイルドシートを2列目に装着すると3列目への乗降がしくいという欠点を抱えていた。さらに、2.0Lの2WDモデルに排気ガス循環システムであるEGRを追加し、環境性能だけでなく燃費を12.6km/Lと向上している。最大のニュースはキャプテンシートの追加だが、大人が2人しっかり座れるタイプの追加は大歓迎だ。後席のシートサイズはセレナより大きく、座り心地は上。定員は7名だが、快適な6人までなら積極的にチョイスしたいキャプテンシートに仕上がっている。

荷室に変更なし

装備
装備ではトップライトルーフが新しい。先代の障子の木漏れ日をイメージしたトップシェードはなかなか理解されなかったようだ
なお、障子の木漏れ日のようなルーフがオプションカタログから落ち、6分割のトップライトルーフに変更された。フローリングルーフの設定は健在だ。ユニークな装備もステップワゴンの魅力だが、装着率やユーザーの声を反映して、現実的な装備に落ち着いている。しかし、こうした新しい装備へのチャレンジはホンダらしい。コスト重視ばかりではなく、ぜひ挑戦し続けてほしいものだ。

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