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新生・鈴鹿サーキットがついに完成!

F1日本グランプリの再開に向け、新グランドスタンド&ピットビルの建設、コースの改修など大がかりなリニューアル工事を行ってきた鈴鹿サーキット。近代的な設備に生まれ変わった新しい鈴鹿をリポート!

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

鈴鹿サーキットの新施設が完成した!

新しく生まれ変わった鈴鹿サーキット

日本における「モータースポーツの聖地」とも呼ばれる三重県・鈴鹿サーキットの国際レーシングコースのリニューアル工事が完了し、イベントでの使用開始を前にメディア関係者に公開された。今回は近代的な設備へと生まれ変わった新生・鈴鹿サーキットの改修工事についてのレポートをお届けしよう!

新ピットビルディングは豪華な3階建て!

鈴鹿サーキットは1962年9月のオープン以来、度重なる改修工事を行ってきたが、今回の改修工事はその中でも最大規模のものである。まず目を引くのが3階建てのピットビルだ。この新ピットビルにはピットガレージだけでなく、コントロールタワー、メディアセンター、医務室、そしてガラス張りのホスピタリティラウンジ&テラスが設置されている。
グランドスタンドから見た新ピットビル

87年の改修工事以来慣れ親しんだグランドスタンドからの光景は一気に様がわりした。鈴鹿を訪れたファンはその大きさに驚くことだろう。観客にレースの状況をより把握しやすくするために大型ビジョンをこれまでの2基から1基増やして、3基設置したことも大きな特徴だ。最新の大型ビジョンは非常に鮮明な画質で、テレビ局の映像配信があるビッグレースではグランドスタンドでの観戦はかなりオススメだ。
ピットロードとガレージ

レースに参加するチームが使用するピットガレージもF1などの世界選手権に対応した新仕様に変身した。ピットボックスの数は全部で48個あり、SUPER GT、鈴鹿8耐などの参加台数の多いレースにもこれまで通り対応可能であるだけでなく、ボックスあたりの面積も従来の約86平方メートルから109平方メートルに拡張され、チームにとっても使いやすくなった。また、F1の時はボックス間の仕切りを外して、面積が437平方メートルもある非常に広いボックスとなる。さらにITにも対応しピットボックスからサインエリア、チームオフィス間でのLAN環境も整えられている。

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