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フェラーリの聖地、マラネロを訪ねて

「フェラーリを感じるイタリアの旅」その第2弾はフェラーリの聖地、マラネロの訪問記をお届けします。街全体がフェラーリ一色の街の風景やフェラーリのミュージアムなどもレポートします。

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

跳ね馬の聖地、マラネロへ

「フェラーリを感じるイタリアの旅」
第2弾はフェラーリのお膝元「マラネロ」の訪問記をお届けしよう。ライコネンが3位に入賞し大いに盛り上がったF1イタリアGPの感動そのままに、ガイドは電車に乗ってミラノから一路イタリア中部へと南下した。

エミリア=ロマーニャ州モデナ県にある、人口僅か2万人足らずの小さな町、マラネロ(マラネッロ)。ここにはフェラーリ本社があり、フェラーリのロードカーはもちろんF1マシンなどのレーシングカーのほとんどがこのマラネロで生産されている。まさにフェラーリの生まれ故郷である。そして、フェラーリファン=ティフォシ達にとっては「聖地」と形容される場所だ。
マラネロの街を走るフェラーリのロードカー

ミラノ中央駅から約2時間でモデナへと到着

マラネロはミラノから日帰りで行ける範囲にあり、ボローニャやパルマなどの都市訪問の際に近くを通るなら是非とも訪れたいスポットだ。私はミラノを起点としたため、その行程でご紹介していこう。
ミラノ中央駅から発着する長距離列車。写真はエウロスターシティの車両。先頭の機関車には落書きがいっぱいだが、車内は非常に清潔で快適だ。
ミラノ中央駅からまずはモデナ県の都市「モデナ」に向かう。フェラーリのロードカー「F360モデナ」にも冠された地である。ミラノからモデナまで直通で行ける列車はES City(エウロスターシティ)とIC(インテルシティ)がある。どちらも所要時間は2時間足らずでほとんど変わらないが、ES Cityの方が優等列車になり特別料金が加算されるのでコストがかかる。一方でICの方は座席指定をしなければ「ユーレイルパス」などの鉄道旅行パスでも利用できる。ES CityとICは1時間に1本程度の割合でどちらかが走っているので便利。時刻表などは必ず鉄道会社の「トレニタリア」でチェックしておこう。

トレニタリア(英語、伊語)

モデナからはバスを2本乗り継ぐ

ミラノから列車に揺られて1時間半ほどするとパルメザンチーズや中田英寿が在籍したセリエAチームでもお馴染みの街「パルマ」に着く。快適な車内はついつい居眠りをしてしまうが、そろそろ体を起しておこう。
車窓からの風景を楽しみながらの鉄道旅行は楽しい。パルマ駅に着く直前には巨大なレーシングカート場も見える。カート大国イタリアらしい光景だ。
モデナ駅に着いたら、駅舎を出てすぐ前のバス停の切符売場でマラネロまでのチケットを買おう。1、2、4番のバスに乗ってバスターミナルに向い、そこからマラネロに向かうバスに揺られて30分で到着だ。フェラーリのロゴがある建物が見えたらバスを降りよう。

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