憧れのフォーミュラカーの世界へようこそ!

世界選手権「フォーミュラワン(F1)」を頂点とするフォーミュラカーレース。
タイヤむき出し&翼付きで、徹底した軽量化が図られたマシンは「地上の戦闘機」と形容されます。

そのカッコイイ姿に惚れこみ、「F1レーサーになりたい」と思った人も多いことでしょう。しかし、レースを始めるにはまとまった資金が必要だし、ましてやF1を目指すとなると数千万円どころか数億円必要なんて言われていますから、現実を知って夢をあきらめた人も結構いるはずです。
例えアマチュアレースといえど、レースの世界は刺激的だ。

実は数年前から本来は若手ドライバーが参加する入門フォーミュラカーレースに30代から40代のレーサーが増えてきています。彼らの多くは元アマチュアレーサーで、参加台数が多すぎて予選を通ることすら難しかったバブル期に夢を追いかけていた人たちです。そう、今は「ホビー」として本格的なフォーミュラカーを操っているんですねぇ。

また、愛車での走行に飽き足らずにフォーミュラに乗り換える人も居ますし、還暦を過ぎてからレースを始める人もいるそうです。

マシンのお値段は!? 名門シャシー製造会社に聞く

F1は今も昔も変わらず遠い世界ですが、「ホビー」として楽しむフォーミュラカーレースならそう遠い世界ではないかもしれません。それではフォーミュラカーのレースを始めるには一体どのくらいの予算が必要なのか?三重県鈴鹿市に工場を構える名門シャシーコンストラクター、ウエストレーシングカーズに伺いました。
ウエストレーシングカーズのショールームには歴代の名レーシングカーが展示されている。鈴鹿サーキットのシェル交差点からベルシティ方面に向かい、最初の交差点を右折すると見える。

ウエストレーシングカーズは創業35年の歴史を誇る日本で最も実績のあるコンストラクター(レーシングカー製造会社)で、1000台目のレーシングカーをまもなくデリバリーする老舗です。代表の神谷誠二郎氏はまさに日本のアマチュアフォーミュラカーレースの生き字引のような存在で、60歳を超えた今も自らレーサーとしてマシンをドライブする「熟年レーサー!?」です。

そんな神谷氏が「35年のノウハウで培われたものがあるから、そんなに簡単には壊れないよ」と自慢げに語るフォーミュラカーを今回は紹介しながら、神谷氏にその魅力を伺っていきましょう。

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