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新生・鈴鹿サーキットがついに完成!(4ページ目)

F1日本グランプリの再開に向け、新グランドスタンド&ピットビルの建設、コースの改修など大がかりなリニューアル工事を行ってきた鈴鹿サーキット。近代的な設備に生まれ変わった新しい鈴鹿をリポート!

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

新グランドスタンドは1万人以上収容!

グランドスタンドも大きく光景が変わった。夏の猛暑のレースや雨天時にも快適な環境を作りだす大屋根が設置されるとともに、これまでのベンチシート部分が廃止され、全席個別シートが設置された。V2席も増設し、グランドスタンド合計で1,900席増え、12,830席の大スタンドに変身した。さらにグランドスタンド上段には個室タイプの観覧室「パノラマルーム」も設置、F1開催時には放送ブースとしても使用される。また、グランドスタンドのエントランス部分に充実した飲食エリアが配置され、より快適なレース観戦が可能となる。
グランドスタンド

さらにグランドスンドから見て1コーナー方向には巨大なリーダータワーが登場。東コースの観戦席から見える高さになっており、文字や絵のスクロール表示が可能。レースの順位の表示はもちろん、観客への案内、メッセージの紹介など様々な用途に使用可能である。リーダータワーは観戦するファンにとっては嬉しい情報源となる。
リーダータワー

またグランドスタンドの裏手にはビッグレース開催時に各スポンサー企業がPRブースなどを出展する「グランプリスクエア」があるが、こちらも大幅に拡張され、様々なイベントに対応できるようになった。


パドックも拡張され新レストランも登場!

ピット裏側のパドックも大幅に拡張された。まず農業用水池だった「山田池」が近隣地域の理解もあって埋め立てられ、その分パドックが拡張。ピット裏にはチームのマシンを積んだトラック(トランスポーター)が入場、駐車できるようになった。

チームオフィス

また、チームの控室、オフィスとして使用されるチームオフィスが39室設置された他、VIP客や関係者を迎え入れるセンターハウスも設置。さらにはパドックサロンとして「SUZUKA-ZE」という中華・イタリアンが味わえるレストランも新設された。
センターハウス


その他、今回の改修工事ではコースでは東コースにおける作業用のサービスロードの設置やコースの改修など様々な部分が改修・新設されている。観客にとっても参加者にとってもレースを支えるスポンサー、オフィシャル、その他の関係者にとってより快適で利便性のある施設へと変貌を遂げた鈴鹿サーキット。今はモータースポーツにとっては厳しい時代になってしまったが、この新施設はレース界を活気づけ新しいモータースポーツ文化を創造してくれるのではないだろうか?誰もが感嘆の声をあげること間違いなしの新生・鈴鹿サーキット。今シーズンはF1をはじめ様々なレースが開催されるので、一度鈴鹿に足を運んでみてはいかがだろうか?

鈴鹿サーキットは4月12日(日曜日)に開催される「"START SUZUKA" OPENING THANKS DAY」でこけら落しを行い、4月19日(日曜日)に決勝レースが開催される「KEIHIN SUZUKA 2&4レース」で新時代のレースシーズンの幕をあける!今年は鈴鹿から目が離せなくなりそうだ。

鈴鹿サーキット 公式ウェブサイト

写真提供:MOBILITYLAND


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