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今、注目の若手MotoGPライダーは?(4ページ目)

MotoGPロードレース世界選手権「日本グランプリ」のプレビュー第1弾。まずは最高峰MotoGPクラスを戦う世界レベルのカリスマライダー達をご紹介。個性豊かなライダー達が今年も世界最高のバトルを見せる。

辻野 ヒロシ

執筆者:辻野 ヒロシ

モータースポーツガイド

ワークス入りは確実?アンドレア・ドビジオーゾの走り

ダニー・ペドロサと共にホンダの未来を担っていくと思われるのがイタリア人ライダーのアンドレア・ドビジオーゾだ。来シーズンは精彩を欠くニッキ―・ヘイデンに代わってホンダワークスチーム入りを果たすと予想されている。
アンドレア・ドビジオーゾ
【写真:辻野ヒロシ】
4ストロークのMotoGPがスタートした当初は4スト1000ccの市販車ベースマシンで戦う「スーパーバイク選手権」から多くのライダーが移籍してきたが、ここ最近は250ccクラスで結果を残したのちにMotoGPにステップアップするケースが多く、そういったライダーの活躍が顕著である。先に述べたロレンゾ、ペドロサや昨年のチャンピオンであるストーナーと並んで「花のGP250組?」の一員だったのがアンドレア・ドビジオーゾだ。

2004年にGP125クラスの王者に輝き、2005年にGP250クラスにスイッチ。2006年、2007年は2年連続でシリーズランキング2位を獲得し、今シーズンはMotoGPクラスへと昇格した。ドビヂオーゾもライバル達と同様にデビューイヤー序盤から結果を残しており、開幕戦の4位を最高にコンスタントにポイントを重ねランキング上位に名を連ねている。型落ちのマシンでもキッチリと結果を残し、なおかつバトルシーンも見せるドビジオーゾの評価はウナギ登り。来シーズン、ワークス入りを果たすことは間違いなさそうだ。

ベテランVS若手 世代交代の波をロッシは遮るか?

昨年、笑顔でサイン会に参加したロッシ
【写真提供:MOBILITYLAND】
ツインリンクもてぎの「日本グランプリ」では上記の3人の若手にぜひ注目してもらいたい。来シーズンに向けたストーリーはもう始まっていて、若手のレース環境が整う来年はいよいよ世代交代の波が押し寄せる年になりそうだからだ。

若手たちにとっての最大のライバルはもちろんヴァレンティーノ・ロッシ。彼を実力で打ち負かしてこそチャンピオンになる価値がある。趣味でラリーに参戦したり、F1への転向をほのめかしたりした時期もあったが、ロッシのMotoGPを戦うモチベーションは今も衰えていない。今シーズンのロッシを見ているとむしろ2度目の全盛期がやってきたかと思うほどだ。

世代交代の波とロッシのビッグウェーブ!勝つのはどっちだ?
これからの5年、250ccで活躍したストーナーを含む4人の若手とヴァレンティーノ・ロッシの存在はMotoGPの役者として欠かせない存在になりそうだ。

ヴァレンティーノ・ロッシ
ロッシについては次回の記事で詳しく紹介する
【写真:辻野ヒロシ】


【関連リンク】
MotoGP公式サイト

A-STYLE日本グランプリ公式サイト

ヤマハ発動機レース情報サイト

Honda Racing 公式サイト

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