東京オートサロンに登場したカローラ・アクシオ

モータースポーツ業界で新年のご挨拶の場として関係者が一堂に会するのが幕張メッセで開催される『東京オートサロン』だ。元々はチューニングカーの祭典であった同イベントも徐々に雰囲気を変えて、今は自動車メーカーなどの一流企業が数多くブースを出展する一大イベントに成長している。だからこそ、レース関係者はオートサロンにこぞって出かけ、「今年の体制は?」「シートの空きはあるか?」など今シーズンのレース界の動向に探りをいれるのが毎年恒例だ。

しかしである。

今年は探っても探っても、真新しいネタや話題が出てこない。というよりは、自動車業界の荒波をもろかぶりする形で、どのチーム、どのドライバーも無事にレースに参戦できるかどうか?まずそれすら見通しが立たない状況のようだ。

そんな今、唯一の真新しい話題と言えば、カローラ・アクシオのSUPER GTへの参戦である。
カローラ・アクシオ

トヨタ・カローラの10代目として2006年に登場し「アクシオ」の名を冠する日本で最もポピュラーな4ドアセダンがなんとSUPER GTに参戦するのだ。おそらく、これまでのGT参戦車両の中では最も低価格なタネ車を使ったマシンではないだろうか?

日本にはSUPER GTに参戦するスポーツクーペが極端に少なくなってきている。この「カローラ・アクシオ」はすでに絶版車となっている「MR-S」の後継となるGT300用のレーシングカーだ。ミッドシップスポーツの代替車両がFFの4ドアセダン、しかも大衆車のカローラとは随分と大胆な変化である。しかし、カローラ以外に選択肢がないのも事実なのだ。

ファミリーカーのイメージを覆すスパルタンなアクシオ

カローラ・アクシオ

今やスポーツモデルで4ドアセダンは当たり前の時代になっているが、さすがにカローラともなるとイメージがGTから離れすぎていて、その姿をなかなか想像できなかった。しかし、登場したSUPER GT仕様の「カローラ・アクシオ」を見て、ちょっとGT300の今シーズンが楽しみになった人は多いのではないだろうか?

なかなかどうしてこれがカッコイイのだ。

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