質感は国産そのもの!
タイ製とはいえ、チェック体制は万全。国産に遜色ない仕上がりを見せている |
続いてクルマの仕上がり具合をチェックしてみた。ダッシュボードの樹脂の質感を除けば、上々である。さすがにタイと日本でダブルチェックを受けているだけあり、いわゆる「チリ」などと呼ばれるボディパネルの隙間や、インテリアの組み付け等も日本生産車と全く同等。
ちなみにインテリアの素材はタイ仕様と日本仕様で違う。タイ仕様のマーチのドア内張など全面的に樹脂。日本仕様を見るとメッキ部品など採用している。シート地まで違いますから。前出のパッソと比べれば、むしろ質感高い。タイ製であることは心配しないでいいと思う。
コストを下げるため、最廉価グレードではUVカットガラスは非搭載。『12X』グレードであれば、UVカットガラスが付く上に、アイドルストップ機能もつく |
おすすめグレードはUVカットガラス付きの『12X』(122万9550円)以上になる。タイであれば運転席/助手席の窓にもUVを100%カット可能な真っ黒いフィルムを貼れるが、日本だと法的に禁止。しかも12Xなら環境にやさしいアイドルストップ機能も標準装備だ。
果たしてライバル車と比べ、どのくらい燃費いいだろうか? はたまた3気筒エンジンの質感はどんなモンだろうか? アイドルストップの使い勝手(違和感)や乗り心地、動力性能も気になるところ。いろんな意味で楽しみ。試乗したらいち早くレポートをお届けしたいと思う。