NISSAN(日産)/日産の車種情報・試乗レビュー

新型GT-Rがスカイラインを名乗らない理由

衝撃的デビューから半年たらずが経過し、オーナーの手元に届きつつある新型GT-R。過熱した報道も一段落したところで、あらためて冷静に検証するとともに、GT-Rがスカイラインを名乗らなかった理由を考えたいと思う。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド


GT-R専用設計の数々

車種体系は、スタンダード(価格777万円)、プレミアムエディション(価格834万7500円)、ブラックエディション(792万7500円)の3タイプ

新型GT-R――ニューモデルが「日産スカイラインGT-R」ではなく、単に「日産GT-R」となったのはご存知のとおり。とはいえ型式でいうと、スカイラインシリーズが「V35」「V36」となったのに対し、GT-Rは「R35」。まるで日産はGT-Rのほうを正統なスカイラインの延長上として位置づけているようでもあります。

パワートレインは、新開発3.8L V6DOHCツインターボエンジンの「VR38DETT」は、最高出力480ps 、最大トルク60.0kgmというスペック。これに2ペダル仕様のデュアルクラッチトランスミッションが組み合わされます。まずここがGT-R専用となっていて、スカイラインと大きく違う部分です。

プラットフォームは、FMパッケージの進化版となる新開発プレミアムミッドシップパッケージとし、日本初のトランスアクスルレイアウトを採用したことにも注目です。クラッチとトランスミッション、トランスファーを後部に移動させ、さらにそこから前輪を駆動させるためのプロペラシャフトを再びフロントに回すという、ユニークな独立式トランスアクスル4WDレイアウトを採用しています。これは世界的にみてもGT-Rのみぞ持つ機構です。

基本フォルムはスカイランクーペに通じる一面も見て取れるが、やはり別のクルマと捉えたほうが適切か?

足まわりには、ビルシュタイン製のダンプトロニックという電子制御ダンパーが装着され、細やかに最適なセッティングを導き出してくます。さらに、ブレンボ製の高性能ブレーキシステムも与えられています。

これをもとに、究極のパフォーマンスを、どのような状況下でも誰でも発揮させることのできる「マルチパフォーマンス・スーパーカー」を目指したといいます。

エクステリアはご覧のとおり。流麗な現行スカイラインに通じる側面もあるし、まったく異なるクルマという印象でもあり、とにかく非常に無骨な印象のスタイリング。よく、「一目でわかる」云々などと表現しますが、GT-Rはまさにそれ。かなり遠くから見ても、すぐにわかる存在感があります。

運転席に収まると、まず目に飛び込んでくるもは340km/hまで刻まれたスピードメーター。走り出すとそれがダテではなさそうな雰囲気がヒシヒシと感じ取れます。

コクピットにおいて、デザイン面でも機能面でもスカイラインクーペとの共通性がいくつか見受けられる


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