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タイプRとは全く違うシビックタイプRユーロ

タイプRファン待望のハッチバックモデルがようやく日本にも2010台限定で導入される。スパルタンなセッティングが施されていた4ドアモデルのタイプRとどう違うのか。レポートします。

4ドアだけじゃアカン!

シビックタイプRユーロ
タイプRファン待望のハッチバックモデル。もともと2009年春に導入予定だったが、世界的な金融危機で導入が遅れていた

「なんで今頃? もっと早く出せば良かったのに!」という大合唱の中、ヨーロッパ仕様のシビック・タイプRが日本発売となった。なんせ2006年3月のジュネーヴショーで初登場。翌年よりヨーロッパで市販されてます。右ハンドルのイギリス仕様も当初からラインナップしていたため、その気になればもっと早い段階で日本発売も可能だったろう。

おそらく日本は「4ドアのタイプRで十分イケるでしょう」と思ったのかもしれない。しかし4ドアモデルの評価、イマイチだったりして。なんせサーキットを走れば抜群に楽しい反面、一般道だと道路のデコボコを全て数えられるほどサスペンションがカタく、少し荒れた路面だとハネまくってしまう。ハンドリングオタク御用達といった感じ。

シビックタイプRユーロ
生産は英国のホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッド。グレードは6MTモデルのみで、価格は298万円。限定2010台の導入となる

ホンダ社内でも「このままじゃアカン!」みたいな意見が出たのだろう。かといって4ドアを柔らかくしたら、これまた叩かれること必至。そんなこんなでヨーロッパ仕様のタイプRを投入することになったらしい。ちなみにヨーロッパで販売されているシビックは、日本のシビックと全く違う。フィットのフロアを使っているのだった。

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