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ホンダ フリードは「小さくて広い」!

ホンダのミニバン「フリード」について解説。1.5リッタークラスのコンパクトミニバンながら、3列目までゆったり使えるのがポイント。パッケージングだけでなくデザインも秀逸だ。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

ポイントは“使える”3列目

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三角形と四角形の組み合わせをモチーフにデザインされたエクステリア。1500cc級の小ぶりな車体だが、低床仕様で広い室内空間を確保した

スライドドア式のミニバンというと、ノア&ヴォクシーやセレナ、ステップワゴンのような2リッター級モデルが売れ筋になっている。しかし今や時代の流れはダウンサイジング。「キチンと使える3列目のシートを持つ1.5リッター級ミニバンのニーズもあるんじゃないか」とホンダは考えたのだった。

実際、コンパクトなミニバンとなれば、気になるのが室内空間だろう。ホンダ・モビリオやトヨタ・シエンタなど、従来型1.5リッター級ミニバンの場合、「とりあえず合法的に7人乗れる」といった広さしかない。スポーツカーのリアシートや子供専用といったイメージ。

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窮屈な3列目のイメージを払拭。写真はG・Lパッケージ7人乗り

果たしてどうか? 早速チェックしてみました。まず驚くのは3列目シートの居住性だ。モビリオに比べ全長を160mm伸ばした効果もあり(それでも4215mm)、3列目は身長183cmのガイドでも1時間くらいだったら十分座れる広さを確保。さすがに3列目で横3人掛けするのは厳しいが、このサイズで3列目をキチンと使えるというのは高く評価できる。

次ページでスペック、デザインも紹介!
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