乗り心地が良くなり燃費も向上

レガシィがマイナーチェンジされた。スバルは『SIドライブ』とネーミングされたエンジン制御切り替えシステムを大きなアピールポイントにしているけれど、それ以外も様々な部分に手を加えてきている。特に大きな「進化点」になっているのは、質感に決定的な影響与える乗り心地じゃなかろうか。

『BP型』(ワゴンボディの場合)と呼ばれる現行レガシィ最大にして唯一の弱点が、乗り心地。意外かもしれないけれど、現行レガシィの乗り心地は先代レガシィの最終モデルに届いておらず。いや、年次改良を2回行い先代と並んだものの、結果的に3年間足踏みし、ライバルとしているアウディやBMWに大きく引き離されてしまった。

今回のマイナーチェンジでリアサスペンションの取り付け部や、フロアの剛性をアップ。やっと納得できる質感になったと思う。ビルシュタイン製ダンパーを採用しているグレードに乗ると(普通の国産ダンパーを使っているグレードには未だ試乗していない)、ハッキリ平均的な日本車との違いが解るハズ。走り出した瞬間に「いいクルマだなぁ!」という印象を受けるに違いない。その他、インテリアの質感なども向上。正統派の「良いクルマ」になっている。

スバル自慢のSIドライブはどうか? とりあえずサーキットで味見してみた。標準モードである『S』(スポーツ)についちゃ今までと変わらず。続いて『i』(インテリジェント)を試す。このモード、2リッターターボであってもターボ無し2リッターと同じエンジンパワー&燃費になってしまう。つまりアクセルを深く踏んでもブースト圧を上げないワケ。毎日の通勤モードで使えば燃費を稼げると思う。嬉しいことに性能を追求しないiモードならレギュラーガソリンも使える。iモードを選ぶだけで10%以上燃費良くなり、レギュラー入れればさらに10%ガソリン代を節約出来るという寸法。絶対的な出力も通勤で使うなら全く不満無し。

最後に『S♯』をセレクトして走ってみた。最高出力こそ変わらないが、低い回転域から高いブースト圧を掛け、アクセルレスポンスも向上させている。インプレッサのラリー車に使われるグループN用コンピューター(2リッターターボから、5リッターノンターボのようなトルクを引き出す)のようなセッティングになっているそうな。確かにコーナー立ち上がりでアクセル踏むと、Sモードよりレスポンスもトルクも優ります。ワインディングロードを走るなら、今までより10%くらいパワフルになったようなイメージ。

ちなみに絶対的な燃費は実用燃費で10%程度したとのこと(Sモードを選んでも燃費は改善されているそうな)。現行レガシィでリッター12km走る乗り方なら、13,2km/Lまで伸びる。260馬力のターボエンジン積む4WDで13km/L以上走ってくれれば文句なし!
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