2003-2004年の日本カー・オブ・ザ・イヤーはスバル・レガシィに決まった。意外なことに24回になるカー・オブ・ザ・イヤーでスバルが大賞を獲得したのは初めて。ここ7年を見るとホンダ受賞の後、トヨタ3連覇。そしてホンダ3連覇と、業績好調な2社ばかりだったこともあり(良いクルマを作っているから当然の結果かもしれない)、スバル関係者は大喜び。2位は満点の人数でレガシィ18人に対し19人と1人勝ったトヨタ・プリウスが46点という僅差で入っている。選考委員の皆さんに聞くと「レガシィとプリウス両方に10点を入れたかった」という声多数。何を隠そう私自身も引き分けにしたかった派。

その証拠に両車の点数差2点以内という、事実上の引き分けとした選考委員が12人もいたほど。4点以内にまで拡大すれば27人になりカー・オブ・ザ・イヤー始まって以来の接戦だったと言えるかもしれない。レガシィとプリウスというクルマ、キャラクターは全く異なるけれど、自動車好きから見たときの「魅力度」からすれば互角。引き分けなら一度も受賞したことの無いメーカーに、という判官贔屓の気持ちも働いたのか? ちなみに私は迷った末、レガシィに10点。プリウスを8点とした。「21世紀の大きなテーマである軽量化に取り組んだ点」を評価した次第。もちろんプリウスだって軽量化努力をしているから、僅差だと理解して欲しい。


特別賞は『モーストファン』(運転して楽しいクルマが対象)に本賞でも3位に入ったマツダRX-8。ちなみに特別賞は選考委員48名中、3分の1以上の投票を持って有効とするレギュレーションながら、マツダは一言もモーストファン賞が欲しいとアピールしていなかったのに(普通は立候補する。もちろん適当でないと選考委員が判断すれば投票しない)、3分の2という圧倒的な人気を集めた。それだけ輝いていたということだと思う。最終選考会で改めてRX-8のハンドルを握ったが、やっぱり楽しい楽しい楽しい。マツダにとっても久々の受賞ということで、開発陣は大喜びだった。マツダ復活の証明と言えよう。


お買い得感の強いクルマを選ぶ『ベストバリュー』はVWトゥアレグと1票差で日産ティアナが受賞。確かにティアナのインテリアを見ると、バリューフォーマネーだと思う。トゥアレグはV6を搭載する大型SUVながら500万円を切るなど割安感あったため大健闘した。そして優れた技術を評価する『モーストアドバンスドテクノロジー』に、超軽量オールアルミボディを採用したジャガーXJが。レガシィ同様、21世紀のテーマである軽量化を追求した意義は大きい。ちなみに2003-2004年カー・オブ・ザ・イヤーは、2002年11月から2003年10月末までに日本で発売されたクルマを対象としている。

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カー・オブ・ザ・イヤー候補決定
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