ジュエリー/その他のジュエリー関連

ジュエリーの裏側にある刻印の意味とは?(2ページ目)

ジュエリーの裏側に刻印された小さな数字や記号、アルファベット…シルバーやプラチナといった種類やブランドによってその刻印は異なります。そこに隠されたさまざまな意味を読み取る上級ワザを詳しく解説します。

執筆者:本間 恵子

シルバーやプラチナにはどんな刻印がある?

さて今度は、ティファニーの〈ティアドロップ〉ペンダントを見てみましょう。エルサ・ペレッティがデザインしたこのペンダントは、まったく同じ形でシルバー製とプラチナ製の2通りがあります。このペンダントは一体どちら?

トップ部分の裏側を見ると、「T&Co.」「©PERETTI」、そして「PT950」の文字が。950とは純度が1000分の950のプラチナ製であることを示します。もしこれがシルバー製だったら、ここには「925」と刻印されているはずなのです。


▲「T&Co. ©PERETTI PT950」の文字。

もうひとつダメ押しでチェックしたセリーヌのペンダントの裏には、「Pt900」の文字を発見。欧米の多くの国では、プラチナジュエリーは純度95%、つまり950が一般的ですが、日本では、Pt(プラチナの略称)1000、Pt950、Pt900、Pt850の4つの純度が認められています。つまりたったこれだけで、このペンダントがフランスで作られたのではなく、日本でライセンス生産されたものだと推測できるというわけです。

それじゃあ、日本のPt900やPt850は純度が低いからよくないってこと? いえいえ、そんなことはなく、ためしに「18K」のような24分率の表記に置き換えてみると、Pt950は22.8K、Pt900は21.6K、Pt850は20.4K。普通の18Kよりも純度は高いことがわかるはず。金の場合は、18Kよりもさらに品位の低い14Kや10K、9Kなどもよくありますよね。

Pt850 Pt900 Pt950 Pt1000
  950 1000
▲日本でのプラチナの品位は4種類。欧米は「950」以上が一般的

9K 10K 12K 14K 15K 18K 20K 22K 24K
375 417 500 585 625 750 835 917 1000
▲18Kは千分率では「750」。この純度が細工に最も適している

ジュエリーの種類がわかったら「ロジウムめっき」に注意!

ところで、手持ちの白系ジュエリーがシルバーか、ホワイトゴールドか、それともプラチナかが判明したら、ここで注意したい点をもうひとつ。ホワイトゴールド製ジュエリー、そしてプラチナジュエリーには、通常「ロジウムめっき」がかかっています。ロジウムはプラチナの仲間のひとつで、プラチナと同じく錆びたり変色したりすることがありません。ロジウムめっきで仕上げると、ジュエリーが真っ白に輝くようになり、表面が硬くキズつきにくくなります。

プラチナの場合は、長く使っているうちに万一このロジウムがはげても、大きな問題はありません。ロジウムとプラチナは同じ色だからです。でもホワイトゴールドは、ロジウムがはげるとホワイトゴールド本来のやや暗くて黄色っぽい色が出てきます。

もし、ホワイトゴールドのジュエリーが年月とともに変色したように見えたら、それはロジウムめっきがはげてしまったから。一度めっきを全部はがして磨き直し、再めっきすれば元通りになりますが、宝石がはまっているデザインではそれが簡単にできない場合もあり、職人とよく相談することが必要になります。プラチナはこうした心配はないので、安心して。


▲左、クローバーのプラチナリング ¥123,900
右、クローバーの花のプラチナリング ¥155,400
お問い合わせは、イノーヴェ/G.T.B.T 電話088-699-1010

ラストのページでプラチナブレスが当たります。最後まで読んでね!

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