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西大和学園中学校(3ページ目)

1986年創立の新設校でありながら、京都大学への合格者数全国一に輝くなど、全国屈指の進学校に躍進した西大和学園中学校。その飛躍の理由の一つとして、常に新しい教育方法を模索する同校の校風が挙げられます。その校風とは……

籔 孝昭

執筆者:籔 孝昭

学習・受験ガイド

 

西大和学園中学校、科目別入試傾向

西大和学園中学入試は、本校と県外会場によって行われます。2011年度入試日は、県外会場(東京・東海・岡山・福岡)が1月10日、本校会場は1月16日(3科目・4科目の選択制)と17日(3科目)の2回受験日が設けられています。
なお、4科目を選択した場合には、3科目合計(国語・算数・理科)の1.25倍と4科目合計の得点のうち高い方の得点で判定されます。

■算数
大問5題の出題形式で、文章題分野と図形分野で全体の7割程度を占める。関数分野は出題されていない。文章題分野では「場合の数」や「時計算」、図形分野では「容積」「比を使った図形問題」などが多く出題されている。問題量が多く難問も出題されるため、受験日当日は標準問題を着実に正解することが求められる。

■国語
説明文、物語文の長文、詩・短歌に関する問題、そして作文問題が出題される。また、漢字や慣用句に関する問題も出題され、幅広い国語力が問われる。制限時間に比べて問題量が多く、日頃から長文読解に触れて要約するトレーニングをしておこう。

■理科
物理分野、生物分野、化学分野、地学分野の4分野からバランス良く出題される。問題数も多くなく難問も少ないが、基礎知識の活用力・応用力を要求する問題が多い。物理分野では「てこ・バネ」、化学分野では「溶解」などの出題率が高くなっている。

■社会
歴史分野の出題割合が高く、全体の半分程度を占める。ここは取りこぼしのないよう、徹底した習熟を。地理分野も出題され、全体の3割程度の割合。

西大和学園中学校、合否を分けるもの

2011年の近畿圏の私立中学統一入試日は1月15日となっており、統一入試日の後に入試が行われる西大和学園中学は、統一入試日で灘中などの最難関中学を受験した生徒の併願受験が予想されます。男子最難関中学の受験者は算数が得意な生徒が多いので、日頃から算数の難問にあたり得点力をアップしておいてください。
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