通塾なしでも問題ない、充実の学習指導
西大和学園中学が全国屈指の進学校に飛躍したもう一つの理由として、充実した学習指導が挙げられます。最難関私立中学の生徒の中には、中学入学時から大学受験を見据えて通塾する生徒もいますが、同校生徒の通塾率は他の最難関私立学校と比べて低いと言われます。たしかに、「西大和学園の学習指導は非常に充実しているので、同校のカリキュラムをきちんと実施すれば難関国立大学に合格できます」と、同校の卒業生は力強く答えてくれます。
その一例として、西大和学園中学の青雲寮について取り上げてみましょう。青雲寮では、週に2回、中学1年と2年を対象にした英語・数学のフォローアップ授業や、ネイティブ講師による英会話の特別授業を実施。寮生の半分が通学範囲の生徒、という真剣さが結果につながっているのでしょう。
勉強一辺倒で終わらせない豊かな学校行事
こう書くと、中学入学時から勉強に追いたてられる学園生活と心配されるかもしれませんが、そこはご安心を。「次代を担う豊かな人間性を持ったリーダーの育成」を教育方針の一つとする同校では、ほぼ毎月学校行事が行われています。中学1年のファームステイでは、生徒2人が1組となって奈良県内の農家などに宿泊し、農業や林業を経験します。ファームステイ先の家族とは、その後も家族ぐるみの交流を続けている生徒もいるよう。
中学2年で大峰登山、中学3年ではアメリカに語学研修旅行を実施。中学3年全員がアメリカの家庭にホームステイし、国際人としての第一歩を踏み出します。