映画鑑賞に適した「彩りプラス」
VALUESTAR Wには、NECの新機能「彩りプラス」が搭載されています。専用の半導体チップを使うことで、画面の彩りを調整するもので、「ダイナミック」「シネマ」「フォト」「無効」の4モードの切り替えが可能。これは、液晶テレビで採用されている技術と同等のものといえます。「彩りプラス」を実現する独自の半導体
筆者の検証では、とくに映画のBlu-rayコンテンツを再生する際には「シネマ」モードが適しています。「ダイナミック」モードは非常にコントラストを強くしてあるため、人肌は赤っぽくなり、暗い部分はつぶれてしまいます。これに対し、「シネマ」モードは適切な色再現をしてくれます。なお、「フォト」は写真の閲覧に適したモードです。
例えば、映画「オペラ座の怪人」のBlu-ray Discを再生すると、ファントム(怪人)がクリスティーヌ(主人公の歌手)を地下に導くシーンでは、「ダイナミック」では地下道の石組みが真っ黒につぶれてしまうのに対し、「シネマ」ではきちんと見ることができました。
重低音が効くスピーカー
VALUESTAR Wでは、YAMAHA製のスピーカーを搭載しています。3Wx2の左右に加え、6Wのウーハーで2.1チャンネルの再生が可能。このスピーカーは、YAMAHA独自のSwing Radiator Bass方式を採用、小型のスピーカーでも低音をきちんと鳴らしてくれます。Blu-rayコンテンツ独自のDTS-HDなどの高音質による再生はできませんが、他社パソコン付属のスピーカーとは段違いの、深みのある音再生が可能。重低音が明確な、映画音楽やポップスなどの再生に適しています。
このほか、HDMI入力端子を備え、ゲーム機との接続が可能であるなど、AVをはじめとするエンタテイメント機能を十分に備えています。
VW970/VGは、VALUESTAR秋冬モデルの決定版といえるでしょう。
VALUESTAR W VW970/VG PC-VW970VG
【関連サイト】
NEC VALUESTAR W