「tausche」代官山ショップのオープンのきっかけって？
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| エンデバーSBC プロジェクト・マネージャー 茂木さん |
―「tausche」代官山ショップがオープンして1年が経ったわけですが、そもそもオープンのきっかけは何だったのですか？
2年ほど前、私はドイツの南のほうにある「シュツットガルト」という街に住んでいました。ベンツやポルシェで有名な街です。
戦略的コンサルティングを行うドイツの広告会社に半年間という契約で勤めていたころです。ある休日、街を歩いているとなんだかおもしろそうなお店を発見しました。最初は何屋さんかわからなかったものの、洗練されたギャラリーのようなイメージと、中をのぞくと見えるカラフルな店内の様子に惹かれました。そしてそこがバッグ屋さんで、ジッパーでフラップ（フタ部分）が替えられるというユニークなコンセプトのあるバッグを扱っていることがわかると、そのコンセプトとデザインにとても衝撃を受けました。そして、趣味であるカメラを入れられるインセット付きバッグを購入することをすぐに決めました。ところが、最初の2枚のフラップを決めるまでにさんざん悩んでしまい、その後何度もお店に足を運んだ挙句、結局そのフラップが売り切れになり、また待つはめになったのですが……。
そんなことがあったある日、ファッション好きな勤め先の広告会社の社長（ドイツ人）と話していたとき。
茂木さん「そういえば、先日おもしろいコンセプトを持つバッグ屋さんを見つけたんです。ご存知ですか？」
社長「ああ、知ってるよ」
茂木さん「東京にはいろいろあるけど、こういうバッグはないんじゃないかしら。あったらおもしろいのに」
社長「それ、やってみれば？」
あと数カ月で日本に帰国するというときに、こういう話の展開に。今まで私自身がいた業界は、映画やスポーツブランドなどいろいろでしたが、私自身輸入や販売の経験はなく、何もかもが新しいフィールドでした。まず日本のバッグ業界のリサーチを行い、輸入などの勉強もしました。といってもまだドイツにいたので、ネット上における情報収集や、商工会などに質問したり、という手探り状態。そして日本における展開方法を考え、ベルリンに住むタウシェの社長にプレゼンを行った結果、アイデアへの賛同を得られ、同時に日本での販売権をいただきました。さらに、日本での事業展開にバックアップしてくれるという会社が見つかり、私は日本へ帰国。広告会社の社長との会話の1年後には代官山に日本初のタウシェショップがオープン。そのとき勤めていたドイツの広告会社は、今も日本における展開の戦略などにかかわってくれています。
最近では追加フラップを買いに来てくださる、リピーターになってくれているお客さんもいらっしゃいます。私と同様「替えられる」コンセプトに感動してくれるお客さんがいらして、とても嬉しく思っています。日本にオープンして１年。ドイツのショップでも大事にしている正直なブランドであることに努め、お客さんとお友達のように付き合えるショップ、スタッフでありたいと常に願っています。
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【取材協力】
tausche
Filzis
TeNo
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■tausche 代官山ショップ
東京都渋谷区猿楽町26-2 sarugaku a棟2F
Tel： 03-6802-7668
E-mail: info@tausche.jp
営業時間：11:00-20:00
定休日：月曜日(祝日以外)
アクセス方法：
猿楽町の路地裏に2007年にできた真っ白い棟が並ぶショッピングエリア、「sarugaku」。場所は代官山駅から歩いて3分、旧山手通りと八幡通りの間に位置します。tauscheはこのa棟の2階にあります。
tausche のオフィシャルホームページの地図
「time to tausche」イベント
開催期間:～2009年5月10日(日)
入場料：無料
※5月10日(日)まで、期間限定プライスにて、FilzisとTeNoの商品をお求めいただけます。
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