投資信託/ファンドの種類を紹介

証券会社のMRFで投資スタンバイ(2ページ目)

「今が投資チャンス!」と思っても、証券口座に資金がなければすぐに投資はできません。 チャンスを逃さないためにもあらかじめ準備だけはしておきたいもの。MRFに預入れておけば、プールしている間も安定した運用利回りが期待できますよ。

執筆者:村岡 里香

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MRFとMMFの違いって?

MRFに似た商品に、MMF(マネー・マネジメント・ファンド)があります。MMFも主に短期の公社債に投資する投資信託で、安全性が重視され流動性も高い商品。1円単位で売買でき、毎日決算で月末にまとめて分配されるしくみもMRFと同じです。

MRFと違う点は、組入債券のルールが「平均残存期間は180日を超えないこと」と、MRFより少し長い期間となっているところ。また、申込手数料は無料ですが、30日未満の換金に際しては1万口あたり10円の信託財産留保額がかかります。MMFは過去に元本割れしたことがあり、MRFより若干ですがリスクが高めの商品と言えます。

普通預金、MRF、MMFの直近の成績を比較

安全性、流動性が高く、資金のプール先として便利な金融商品の代表格、普通預金、MRF、MMF。これら3つの商品の直近の成績と主な特徴を下の表でまとめてみました。

※1普通預金の金利は平成24年4月16日現在の三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、楽天銀行の金利。MRF、MMFの実績利回りは平成24年4月15日時点の直近7日間平均利回り(税引き前)です。※2undefined即日引出の場合は500万円までなど金額に上限がある場合もあります。

※1普通預金の金利は平成24年4月16日現在の三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行の金利。MRF、MMFの実績利回りは平成24年4月15日時点の直近7日間平均利回りです。(いずれも税引き前)※2 即日引出では500万円までなど金額に上限がある場合もあります。


元本保証がない分、MRFとMMFの利回りは普通預金よりも高めです。そして、MMFは購入後30日未満の解約には解約手数料がかかりますが、MRFはそのような制限がなく流動性に優れている分、MMFより利回りは低めになっています。

なお、MRFはどの証券会社でも利用されているとは限りません。最近は証券会社と同じグループの銀行の預金口座を投資資金のプール先として利用できる証券会社が増えています。たとえばSBI証券やカブドットコム証券などはすでにMRFを廃止し、そのかわりに連携する預金口座の普通預金金利を優遇しています。

>>次のページで、MRFの便利なサービスをご紹介します。
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