松香洋子先生へインタビュー

当時は、受験英語が主流の英語教育だったため、「英語、好きですか?」と聞かれて、「はい、好きです!」と答えられる人が少なかった。そんな時に出版されたこの本はフォニックスというアメリカの子供が覚える方法を紹介した。
当時は、受験英語が主流の英語教育だったため、「英語、好きですか?」と聞かれて、「はい、好きです!」と答えられる人が少なかった。そんな時に出版されたこの本はフォニックスというアメリカの子供が覚える方法を紹介した。
こちらの本、ご存知でしょうか?今から25年前の1981年に出版された本です。当時、聞き慣れない言葉の“フォニックス”について詳細に書かれたもの。これを著されたのが松香洋子先生(松香フォニックス研究所所長)です。

児童英語教育界でこの人の名前を知らない人はいないでしょう。今から4年前の2002年8月にも当サイトの記事に登場していただいています。→松香洋子先生の記事「子供の英語はリズム習得から!」

実は彼女、27年の民間活動の立場から、各地の小学校の英語教育をサポートしています。「プロソディで大成功!注目の小学校英語教育」「教えなくても子供は学ぶ!小学校英語の秘訣」でご紹介した小学校では、児童英語教育の専門家として学校と民間の協働事業に関わっています。

私もお会いする機会をいただき、緊張の中でインタビュー。松香洋子先生の小学校英語教育への思いを伺うことができました。


一貫した主張を続ける。「先生・カリキュラム・教材」

松香洋子先生は、民間の児童英語教育界では広く知られていますが、小学校の先生方には知らない人も多いようです。しかし、ここ最近、松香先生が関わっている公立の小学校英語教育で成功をおさめている学校が増えてきました。彼女の児童英語教育に対する一貫した考えが小学校の教育と通じるものがあり、小学校側にも受け入れられてきたということでしょう。

彼女によると、子供の英語教育では、三つの要素「良い先生、良いカリキュラム、良い教材」が整えば、子供たちが主体的に動き、英語を学び始めると言います。

「私の役割はなんだろうか?」と常に自分に問いかける

松香洋子先生が所長を務める松香フォニックス研究所は、児童英語教育を成功に導く三つの要素を作り出す会社です。児童英語教師養成、実践現場と理論的背景を備えたカリキュラムと教材は人気商品。
忙しいスケジュールの間にも、言葉の端々から研究を欠かさない姿が垣間見られます。「先日、中学校1年生の英語の教科書を調べたら、8割の内容は十分に小学校でやれることがわかり、実際に実践している小学校は増えています。」と松香先生。「小・中連携の英語教育を目指すときが来ている気がしますね。」

また、先日記事でもご紹介した新曽小学校に、なんと一週間、“教育実習生”のごとく参加した経験もあるそうです。近くのホテルに泊まりこみ、小川隆夫先生を密着して観察をなさったそうです。そして、小学校の担任教師が実践する英語教育の秘訣をとことん研究。・・・すごいですね。そしてわかったこと。「特別なことをしているわけではないけれど、小学校だからこそ“できること”があるのね!」

松香洋子先生の一言一言には重みがあります。それは、常に現場や子供を見てきたからこそ言える言葉なのだと思います。つい最近は、伊豆七島の利島(としま)にある小学校の依頼で教員研修講師をなさったとか。高速ジェット船に乗って利島の小学校へ。全校生徒9人だそうです。本当に全国の小学校から頼りにされていらっしゃいます。

>>松香洋子先生の考える小学校英語の成果とは?>>