子供の英語教育/子供英語関連情報

教えなくても子供は学ぶ!小学校英語の秘訣

埼玉県戸田市にある新曽(にいぞ)小学校を訪問。普通の公立小学校で取り組んだ「児童が使える英語」を中心にインプット活動をしています。「学・民ジョイントプロジェクト」で大成功をしている小学校英語活動。

清水 万里子

執筆者:清水 万里子

子供英語ガイド

がんばれ!小学校英語(2)

「成功している小学校の英語教育がありますよ。」という話を耳にした私は、早速、埼玉県戸田市の新曽小学校を訪問しました。「プロソディで大成功!注目の小学校英語教育」で紹介した、小川隆夫先生の勤務されている学校です。

小学校の英語活動で、英語教育の視点からみた「成功」とは何でしょう?私は以前から、学校教育で行われる以上、何らかの成果を得なければならないと思っていました。しかし、私のような非常勤講師一人がどう頑張っても無理。

「成功って?小学校英語教育の成功と言える例が?」

それで、まずは自分の目で確かめてみることにしました。何を規準にして成功と言い切れるのか興味津々です。

学・民ジョイントプロジェクト推進校

埼玉県戸田市立新曽(にいぞ)小学校は、平成14年度から『国際社会を生きる子どもの育成』~コミュニケーション能力の育成を目指して(英語活動を通して)~を研究しています。

担任教師は黒板の前でALTと並び、常に子どもたちの視線を浴びるよう心がけている。ALTの先生が「Good Program!」と言っていたのが印象的。

平成14年は、総合的な学習の時間が設置された年。各学校の裁量で、国際理解教育の一環として英語活動が行われるようになった年です。さらにそこから2年さかのぼって、平成12年(2000年)に小川隆夫先生の取り組みがスタートしました。

彼がまず取り組んだことは、学校内に英語を存在させるということ。とにかく一年目は、子どもの目と耳に英語が飛び込んでくる仕組みを作りだしました。具体的には、歌やビデオの全校放送、学内掲示物などです。

翌15年5月に戸田市が「国際理解教育推進特区」を受け、週1回の英語活動の実施ができるようになりました。平成17年度からは、「学・民ジョイントプロジェクト推進校」となり、民間の進んだノウハウを活用しながら新しい教育開発 に取り組んでいます。

民間から応募した一般企業のうち、教育委員会の厳しい審査をパスしたのは、松香フォニックス研究所でした。ALTもIESから学校に派遣されています。

こうして、学校と民間の連携した英語教育プログラムがスタートしました。

>>いよいよ学校の中へ>>

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