ブルゴーニュ地方
ワイン好きなら一度は行きたいブルゴーニュのワイナリー巡り© ATOUT FRANCE/CRT Bourgogne/Alain Doire
文化遺産としては、カラフルなモザイクの瓦屋根がこの地方特有の建築様式として知られており、ボーヌやディジョンでその美しい屋根を持つ建築に出会うことが出来ます。その他ディジョンから列車で行ける世界遺産のキリスト教建築もまた見どころの一つ。
■日本からのアクセス
パリ・シャルル・ド・ゴール空港からTGVでディジョンまで約2時間、ボーヌまではパリ北駅からTGVで約2時間。
■おもな見どころ
最大の見どころといえば、やはりワイナリー巡り。ディジョンより南に約250キロに渡って続く一帯には5つの生産地が集まり、ロマネ・コンティやシャブリなど、ワインに詳しくなくても一度は耳にしたことのある銘柄のワインもここで造られています。ワイナリー巡りツアーを行っている旅行会社も複数あるので、目的や予算に応じて選びたいところ。
ボーヌの最大の見どころ、オテル・デュー© Alain DOIRE - Bourgogne Tourisme
さらにディジョンから列車を利用すれば、静かな森に立つ簡素な造りが特徴のフォントネー修道院や、スペインに通じる巡礼の道の起点であるヴェズレーの丘と、ブルゴーニュが誇る2つの世界遺産にも足を延ばすことが可能。
■名物料理
ブルゴーニュワインを使って煮込んだ肉料理が名物で、牛肉をニンジン、タマネギとともに赤ワインで煮込んだブフ・ブルギニョン、鶏肉をベーコンとタマネギとともに赤ワインで煮込んだコック・オ・ヴァンなどは家庭でもよく食べられています。食用かたつむりのエスカルゴもブルゴーニュ名物で、バター、ニンニク、パセリで味付けされたものをパンにのせて頂きます。
■お土産
小瓶で買ったり、珍しい味を探したり……ディジョンのマスタードはお土産に最適© Alain DOIRE - Bourgogne Tourisme
クレーム・ドゥ・カシスという、カシス(黒スグリ)を使ったシロップもブルゴーニュの名産品で、白ワインで割ってキールという食前酒としてよく飲まれています。白ワインの代わりにシャンパンで割れば、キール・ロワイヤルになります。
スパイスの効いたくせになる味© Alain DOIRE - Bourgogne Tourisme
■イベント
ブルゴーニュのイベントとしては、やはりワイン関連のものが多く、特に毎年11月の第3週末に行われるフランス最大のワインの祭典、ボーヌ栄光の3日間が有名です。世界中からワイン業者やワインファンが集まり、ワインオークションが行われたり、出店が集まったりと賑やかなお祭りとなります。
※アクセス所要時間は最短の場合となっています
【参考サイト】
【取材協力】
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