ベルギー、ドイツ、スイスに近いフランスの北東部

モザイク模様が美しいボーヌのオテル・デュー© Alain DOIRE - Bourgogne Tourisme

モザイク模様が美しいボーヌのオテル・デュー© Alain DOIRE - Bourgogne Tourisme

六角形の形をしたフランス本土の北東部を形成するアルザス地方、ロレーヌ地方、シャンパーニュ・アルデンヌ地方、ブルゴーニュ地方はベルギー、ドイツ、スイスにも国境が近く、フランスの中でも一年を通して気温が低い地域。冬は寒さが厳しいですが、夏は涼しく過ごしやすいので避暑地としても人気です。ワインやシャンパン、名物料理などのグルメも楽しめ、都市部には世界遺産も多く集まり見所も多い地方となっています。

アルザス地方

ドイツ風の建築が並ぶアルザス地方のコルマールの町並み

ドイツ風の建築が並ぶアルザス地方のコルマールの町並み

ドイツとの国境を接しているフランス最東端のアルザス地方は、フランスとドイツの影響が混ざりあった独特の文化で知られています。特にストラスブールやコルマールの街並は、ドイツ風の建物に運河が入り組んでいて、春から秋にかけてはゼラニウムの花が咲きほこり散策が楽しい季節となります。鉄道が通っていない田舎町にはワインシャトーも多く、その美しい景色はわざわざ訪れる価値ありです。

日本からのアクセス
日本からアルザス地方に行く最短の方法は、パリ・シャルル・ド・ゴール空港経由の航路ルート。日本からパリまで約12時間、パリからストラスブールまでは約1時間、ミュルーズまで約1時間10分。

TGV利用の鉄道ルートなら、空港からストラスブールまで約2時間30分、コルマールまではストラスブールで在来線に乗り換えて約3時間30分、ミュルーズまで約3時間40分。

ドイツのフランクフルトからバスで入るという方法もあり、フランクフルト空港から約2時間30分でストラスブールに着きます。

おもな見どころ
ストラスブールのプティット・フランスは、ドイツ風の町並みに運河が入り組んでいる

ストラスブールのプティット・フランスは、ドイツ風の町並みに運河が入り組んでいる

アルザス地方の最大の見どころは、やはりドイツ国境の地方ならではのドイツ風の街並です。特に主要都市であるストラスブールやコルマールでは、「カラフルな外観」「木組み」「先の尖った屋根」が特徴の建物が並ぶ間を、運河が流れ、文化と自然が見事に調和した美観を形成しています。

カテドラル(大聖堂)を中心としたストラスブール旧市街は世界遺産となっており、古い街並と運河地帯の2つを楽しむことができます。ミュルーズの見どころとしては、自動車博物館や鉄道博物館などの乗り物の博物館。モーターファン、鉄道ファンは特に訪れたい都市です。

この地方のもう一つの魅力は、電車では行けないアルザスのワイン街道巡りです。アルザス地方は、ボルドー、ブルゴーニュと並ぶフランス有数のワイン産地であり、なだらかな地形を利用したブドウ畑は、フランスならではの景色です。

 

名物料理
アルザス名物のシュークルートは、一皿で2人分ほどのボリューム

アルザス名物のシュークルートは、一皿で2人分ほどのボリューム

ドイツの食文化に影響を受けつつも、オリジナルのグルメが楽しめるのがアルザスの魅力。名物料理も多く、B級グルメや珍味、スイーツまであらゆるジャンルの食を楽しむことができます。

まず筆頭に上がるのが、酢漬けのキャベツと肉類の煮込み料理、シュークルート。そして薄いタルト生地にホワイトソース、チーズ、ベーコン、タマネギなどをのせて焼いた「アルザス版ビザ」タルトフランベ(アルザス語では「フラメンキッシュ」)。そして、パリやその他の地方ではなかなか美味しいものがないので、是非本場で味わっておきたいのがプレッツェルのパン。ほどよい塩味とモチモチの柔らかい食感が特徴で、アルザス名物のソーセージやチーズを挟んだサンドイッチも美味。フォアグラやビールもアルザス名物として知られています。

 

お土産
赤い蓋と白いリボンが目印のフェルベールのジャム

パッケージが可愛いフェルベールのジャム

白いリボンと赤いカバーのパッケージで有名なクリスティーヌ・フェルベールのジャムはアルザスのもの。フルーツの甘みを生かした上質なジャムは世界中からも愛されており、アルザスの街中の食料品店で見つけることができます。

フォアグラだっておすすめのお土産。真空パックや瓶詰めで日持ちするものも多いので、日本に帰ってからもアルザスグルメを堪能できます。

 

イベント
アルザス最大のお祭りといえば、クリスマス市© l’Office de Tourisme de Strasbourg et sa Région / Bernard NAEGELEN

アルザス最大のお祭り、クリスマス市© l’Office de Tourisme de Strasbourg et sa Région / Bernard NAEGELEN

アルザス地方最大のイベントは、毎年11月末から12月のクリスマス時期に行われるマルシェ・ド・ノエル(クリスマス市)。山小屋風の出店に地元のお土産屋や食べ物の屋台が入り、日が短くて寒いアルザスの冬を華やかに彩ってくれます。

【参考サイト】
※HPは日本語、実際のツアーは英語か仏語で行われる