妊娠の基礎知識/高齢出産

35歳からの婚活と出産準備(2ページ目)

今や就活ならぬ婚活の時代!? 婚期が遅れてしまったのは、結婚や出産に前向きになれない心の壁があるからかもしれません。なぜ心の壁はできたのか、また、その壁を乗り越えるために何ができるのか考えてみませんか?

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

妊娠・出産ガイド

母になることを恐れる人々

母と娘
母になるのが怖い。子供を愛せるか不安……。
私のクラスに参加される方などから「出産が怖い」というご相談を受けることがあります。それは出産が痛くて大変そうだから怖いということではなく「母になることが怖い」というニュアンスです。「自分が育児をする中で子どもを愛せるのか」という心配を持っているのです。

そうした悩みを抱える方は、「そのままで素敵な女性ですよ」と思うような方ばかり。それなのになぜか、必要以上に自己評価が低く、自己受容ができていないのです。

客観的にみて素敵で優秀な人が、なぜ自己評価が低いのか、自分を受け入れられないのか。その原因には、他者からの言葉の暴力や冷たい人間関係に傷ついている過去がある、ということが多いようです。特に、妊娠や出産に対する恐れは、実母からの負のメッセージを克服し切れていないということに起因するようです。

実母との関係性で「自分は愛されていないのでは」という不安を感じたことがある人は、何も母親からダイレクトに虐待を受けてきた、という場合だけに限りません。「自分は帝王切開で産まれたので、母親を傷つけた」と思ってしまった方もいます。そうしたことが呪縛となって、なかなか異性とのパートナーシップを築くことが難しかったのです。40歳近くになってようやく「母との間のわだかまりが溶解した。これから結婚・出産に前向きになりたい」と思ってくれたようですが、もっと早くに親からの言葉や態度を克服できていればベターだったなと感じることは少なくありません。

「未完了」のわだかまりを完了させる

いずれにしろ、年齢を重ねる「焦り」のエネルギーによって婚活にマッハがかかったとしても、前述のような実母との関係性など「未完了」のことにきちんと対峙していなければ、それは完了するまで続きます。そのためには、まずは異性とのパートナーシップを築いていくことを通して、自分のことも振り返ることが肝心です。産むための生理があっても、女性だけでは子どもは授かれないのが、いのちの基本デザイン。まず自分が相手との関係性を作るとき、どんな人と生活してみたいか。もし自分と同じように子ども時代や生育暦の中で、何か問題を抱えていたとしても、その解決のために動いてみたという人を、自分のパートナーとしては望むはずです。であれば、自分も動いてみることが大事です。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます