産休が続くと、職場に気兼ねする?
子どもは2人欲しいけど…… |
職場は比較的理解がある場合でも、保育サービスの確保が厳しいという声も。「待機児が多く、第一子と同じ保育園に入れない」「1歳からの入園は無理なので、ゼロ歳児クラスから入れたい。入園時に生後6ヶ月は過ぎていたいが、そう都合よくいかない」といった嘆きです。
私がかねてから提唱している「4月・10月 2期入園制」が実現すればいいのにと願うばかりです。仕事や保育問題のことを考えると、「二人目を持つことで、子育ての費用やしんどさも2倍になるのでは」という不安を感じている人もいるようです。
制度があるなら、率先して前例になる!
職場に適切な制度がないならともかく、「前例がないから」と尻込みしてしまうのはどうでしょうか。むしろ、先頭切って制度を利用して「よき前例」となって欲しいです。後に続く女性たちが、制度を利用しやすくなるようにレールを引いてあげる。みんなが利用すれば、いずれそれが当たり前になって定着することで、制度が生きてくるのです。先日のニュースでも「労働政策研究・研修機構」が26日に公表した「仕事と家庭の両立支援にかかわる調査」によると、約8割の企業では、「育児休業制度を利用した男性社員が過去3年間で1人もいない」ということ明らかになりました。せっかく制度があっても、使わなければそれこそ絵に描いた餅なのです。