東京杉並区・ファン助産院の杉山冨士子先生に、夏の睡眠についてアドバイスをいただきました。

いつでも眠いときに眠って体力温存

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冷房による風邪のような症状、寝冷えにもご注意。
夜中に目がさめてしまうのは、妊婦さんにはよくあることです。目がさめてそのまま眠れないこともあるでしょう。暑くて寝苦しい夜はなおさらです。

そんなときは眠れなかったことはあまり気にせず、眠気が来たときはいつでもお昼寝をするようにしてください。昼間ならカーテンをひいて少し暗くしたり、静かな音楽をかけたりして休みましょう。僅かな時間でも日中に休めると身体がスッキリします。特にお産が近い人は体力を温存しておいてほしいので、時刻を気にせず睡眠をとりましょう。

夜中のクーラーは夫婦の大問題?!

クーラーをつけなければとても寝られない、と思う夜もあるでしょう。そんなときは、寝る前に冷やして、あとはタイマーをセットするなどして夜通しつけっぱなしにはならないようにしましょう。つけっぱなしは夜中に体温が低下してのどの痛み、鼻など風邪のような症状を引き起こします。

難しいのは、男性はたいてい女性より強い冷房を好むということです。「彼が強い冷房が好きなので、頭から布団をかぶって寝ています」という妊婦さんもいますが、これは問題。「毎晩冷房のことで夫婦げんかです」という人もいて、これもまた大問題ですね。女性は、それも特に妊娠中は「冷え」が大敵なのだということを、彼に話してわかってもらいましょう。

寝冷えを防止するには足首のツボを意識

夏は意外と朝方冷えることがあり、寝冷えも心配です。ナイトウェアは袖がないものは避けて肩を冷やさないものにし、できれば長袖、長ズボンで薄手のものがおすすめです。アイスノンも肩を冷やします。薄手のレッグウォーマーを履いて寝て、くるぶしから指三本を上がった所にある生殖器に効くツボ「三陰交」をカバーしておきましょう。足のむくみ、だるさがとれやすくなります。こうした冷えない服装で寝るときは、かけものは大きめのバスタオルをお腹にかける程度でいいでしょう。

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お話しいただいた杉山冨士子先生(ファン助産院院長)

暑さに身体を慣らしていく生活を

暑さに弱い人は、冷房の効いた部屋で汗をかかない生活をしているためだとも言われています。冷房の効いた家の中に閉じこもりがちな人は、朝夕など涼しい時間帯に毎日30分は散歩に出て、夏の気候に身体を順応させる努力もしましょう。

   イラスト 平井さくら


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