投資信託/投資信託の運用はここがポイント

投信の攻めと守りのコア・サテライト戦略(2ページ目)

ファンド選びも大切ですが、資産形成にはどの資産をどんな割合で組み合わせるかポートフォリオの構成が重要です。安定運用と積極運用を分けて考えるコア・サテライト戦略を立ててみてはいかがでしょう。

執筆者:牧野 なな子

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コアに向くファンドの条件

基本の4資産を分散させたコア部分にに、ハイリターンを求めるサテライトを組み合わせる

基本の4資産を分散させたコア部分にに、ハイリターンを求めるサテライトを組み合わせる

安定運用を目指すコアのファンド選びの基準は、
◇低リスク 価格変動が比較的小さいもの
◇低コスト 運用コストの低いもの
◇分散されているもの 特定の銘柄に絞らず、組み入れ銘柄の数や種類がなるべく多いもの

以上の3つを兼ね備えるには、市場平均に連動し低コストのインデックスファンドETFが最適です。

コアに向く資産は、比較的安定した値動きである国内債券国内株式外国(先進国)債券外国(先進国)株式の4つが基本とされています。自分で、それぞれのインデックスファンドを組み合わせることもできますが、4資産がすでに組み込まれているバランスファンドなら、1本購入するだけで

サテライト向きのファンドの条件

「高い収益」を目指すサテライトは、コア資産以外でリスクもあるが、高いリターンを望めるものを選びます。
選ぶ基準には、
◇特定の資産が投資対象となるもの
◇より高い収益を目指すアクティブ運用のもの

資産としては、地域を限定した新興国の株式や債券、商品、不動産(REIT)や高金利通貨などが対象になります。特定の国や高金利の通貨、日本株式の中でもこれから成長するであろう分野?例えば環境など、興味ある分野を考えるといいでしょう。

対象資産によって、短期で売買した方がよいもの、長期で構えておくものと、それぞれの特徴によって運用方法も変わってきます。新興国など右肩上がりの成長を望むものは長期の姿勢で、商品など短期で構えておくべきものもあります。

コアとサテライトの配分については、次のページで>>
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