枕の臭いが気になっている主婦が多数

主婦たちの声によれば「夫の枕は子どもや私のよりもクサい」。しかも「汚れのしみこみ方が深い」「色が違う(茶色い)気がする」と、ある年齢以上の男性の枕には、許しがたくも落としにくい汚れがあるといいます。その真偽のほどと、枕の臭い対策についてお届けします。
う~んいい気持ち…と思ったら、あれ?なんかこの枕臭い?

う~んいい気持ち…と思ったら、あれ?なんかこの枕臭い?



おじさんの枕はやっぱり臭い

男性には残念なお知らせですが、「夫の枕は家族イチ臭い説」は、どうやら嘘ではなさそうです。

枕の臭いは、頭から首周辺から出る汗や、汗と一緒に分泌される皮脂に含まれる物質が主な原因。頭は「皮脂分泌の多い部分ベスト5」に入ります。頭皮から出る皮脂の分泌量は男性ホルモン(テストステロン)の影響で女性より男性のほうが多く、夜間に多くなるというデータも。夜更かしやストレスの多さも影響するようです。

臭いは、皮脂そのものでなく、皮脂に含まれる脂肪酸(オレイン酸の一種)が空気中の酸素や皮膚表面の常在菌などにより分解されることで発生しますが、皮脂の分解物は年齢を重ねるごとにバランスが変わり、30歳代前後には「ペラルゴン酸(ノナン酸)」という物質がこの世代特有の体臭となり、40歳代前後からは「ノネナール」という物質がいわゆる「加齢臭」になって、枕の臭いをパワーアップさせてしまいます。つまり、やっぱりオジサンの枕は必然的に臭くなるのです。


枕カバーの臭いの落とし方

枕の臭い対策に主婦は二重に枕カバーをつけたり、タオルを巻いたり、夫の枕だけ消臭スプレーをかけたり!?と、色々知恵を絞っています。

基本は枕カバーをマメに、2~3日に一度は洗濯すること。ところが、「洗濯機へポイ」だけでは落ちにくいのが枕の黒ずみと臭いの憎らしいところ。皮脂汚れは落ちにくく、黒ずんで見えてなくても顕微鏡で見ると繊維に汚れが残っているといいます。

特に頭が擦れる部分に汚れが。酸素系漂白剤はそこを目指して直付けして!

特に頭が擦れる部分に汚れが。酸素系漂白剤はそこを目指して直付けして!

おすすめの洗濯方法としては、浸け置き洗いをすること。それも、洗剤液だけでなく、漂白剤も併用して浸け置きます。方法は、まず「ぬるま湯」と「洗剤」を使って洗いおけに洗剤液を作り(分量は各洗剤の表記に従う)、「酸素系漂白剤」を枕カバーの特に気になる部分に直接かけて揉みこんで、それを洗剤液に浸け置きます。

洗濯洗剤は普段お使いのものでよいですが、先日ガイド記事で紹介したような体臭に的を絞った洗剤などもあります。浸け置き時間は30分から2時間。あとは洗剤液ごと洗濯機へ入れて、他の洗濯ものと一緒に洗います。


枕の対策

枕本体のお手入れも大切です。とにかく湿気をとばすこと。枕の種類(そばガラ、羽毛、ウレタンなど)に合った干し方で、小まめに干すのが最低限の対策です。昼間は外出して干せないという方なら、せめて窓際の日向に置いておきましょう(陰干し指定の枕はダメ)。

丸洗いできる枕であれば丸洗いが一番。臭いが気になる方は「ウォッシャブル枕」や、「防ダニ・抗菌・消臭枕」に買い替えるのも一案です。洗えない枕の場合、枕カバーを超えて染みてきた皮脂を取り除くため、洗剤液に浸して固く絞ったタオルで表面をよく拭き、すすぎの意味で水で濡らして固く絞ったタオルでしっかりと拭きます。その後、枕に合った乾かし方でよく干しましょう。

消臭剤は一時しのぎにはなりますが、汚れを取り除けるわけではないのでそこは心得て上手に使いましょうね。


枕の改善に3つの生活改善!

臭いの原因となる脂肪酸の分泌量は、生活の改善である程度コントロールできるので、今日から実践してみましょう。

1つは食生活。肉などの動物性たんぱく質や脂肪は、悪臭(硫化水素やインドール、スカトールなど)になりやすく、逆に野菜や穀物などは臭いになりにくい食材なので、食生活を見直してみましょう。

2つ目は規則正しい生活。夜更かしや夜遊びなど生活時間が乱れていると皮脂分泌が多くなります。夜はきちんと頭を洗って一日の汚れを落とし、規則正しく眠りましょう。

3つ目はストレスの軽減。ストレスを無くするのは難しいけれど、眠る前には入浴したり好きな音楽を聴いたり、アロマやハーブティ、軽いストレッチやヨガを試すなど、自分に合ったリラックス方法をみつけ、実践するとよいですね。眠る前だけはできるだけ悩み事を頭から追い出しましょう。枕のためにも!

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