スリングとは?
「スリングのおかげで育児が楽になった!」というママはたくさんいる【画像提供Amazon】
5年ほど前に、一大ブームとなったスリング。そのスタイリッシュさから流行は始まりましたが、様々な抱き方と月齢に対応できる機能性にも注目が集まりました。そのときほどのブームは過ぎ去りましたが、今でもスリングを愛用している人は少なくありません。
スリングの良さは、多くの赤ちゃんが安心して抱っこされていること。赤ちゃんを包み込むかのような独特な感覚がおなかにいた時と似ているとされ、赤ちゃんを中に入れるとすぐに寝てしまうという話はよく聞きます。そのため、寝かしつけ用の抱っこ紐として使っている人も多いようです。
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一方で、誤った使い方をすると落下の危険が大きい、呼吸の妨げや股関節の脱臼につながるとの意見もあります。でも、正しく使っていればスリングは素晴らしい育児用品。インストラクターに教わったり、使い方ビデオを見てから使用、購入すれば心配ありません。正しく、安全に使いこなすための、スリングの選び方についてまとめてみました。
スリングの安全基準、セイフティスリングマーク
手作りできてしまうものだからこそ、安全の目安にして
スリングの安全基準のひとつとなるのが、セイフティスリングマーク(以下、SSマーク)です。スリングは最近広まった用品のため、法律で定められた安全基準などが整備されていないのです。そのため、日本ベビースリング協会により第三者機関において8項目にわたる共通の試験を行い、その基準に合格した製品にのみ表示することになったのがSSマーク。このSSマークは日本ベビースリング協会に加盟している法人のみが取得できます。
リングや布地の強度、落下衝撃耐久試験などをしっかりと試験している製品ならば、安心感も違いますよね。SSマーク取得商品のほかにも、安全性に問題のないものはたくさんありますが、ひとつの目安としてみてはいかがでしょうか。