ローマ/ローマのおすすめエリア

ベネチア広場・古代歴史地区(2ページ目)

世界遺産でもある古代ローマ帝国の遺跡が集中しているベネチア広場周辺のエリアガイド。フォロ・ロマーノやコロッセオなど、ローマ観光必須ポイントと周辺のカフェ・トラットリア情報。また、古代ローマ街道のひとつアッピア街道を周遊するバス「アルケオブス」の情報も。

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

観光スポット5 フォロ・ロマーノ

「フォロ」とは、現代で使われている「フォーラム」の語源。フォロ・ロマーノは、古代ローマ帝国時代の政治・市民生活の中心、つまりフォーラムがあった場所のことです。現代ローマにおいても街の中心に現存しており、「カエサルの神殿」「ティトゥスの凱旋門」など、歴史を知る上でも重要な遺跡が今や昔と残されています。古代ローマファンであれば、必見。

2008年から有料化され、「コロッセオ」「パラティーノの丘」共通チケット(2日間有効)になりました。

<DATA>
■Foro Romano(フォロ・ロマーノ)
住所: Largo della Salara Vecchia 5/6
TEL:06-39967700
料金:12ユーロ(コロッセオ・パラティーノの丘共通/2日間有効)
開館時間:8:30~日没1時間前
定休日:1月1日、12月25日
アクセス:ベネチア広場より徒歩3分

 

観光スポット6 コロッセオ 

内部にはかつての骨組みが残る

内部にはかつての骨組みが残る

フォロ・ロマーノに隣接する巨大遺跡コロッセオ。西暦72年に建設された円形競技場で、直径188メートル、高さ57メートル、収容人数5万人という大きさ。現在もほぼ外観が残されており、内部に入れば、回廊や客席の遺構を見ることができます。

古代ローマ市民たちが、猛獣VS拳闘士などの戦いに熱狂した巨大円形劇場。美しさと凶暴さが同居する古代ローマを間近に見られるのは、やはりローマならでは。

<DATA>
■Colosseo(コロッセオ)
住所:Piazza del Colosseo
TEL:料金: 開館時間:休館日:すべて「フォロ・ロマーノ」の項同様
アクセス:地下鉄B線コロッセオ駅Colosseoより徒歩1分

 

観光スポット7 パラティーノの丘

古代ローマ帝国時代の皇帝たちの屋敷跡

古代ローマ帝国時代の皇帝たちの屋敷跡

フォロ・ロマーノの南側の小高い丘にあり、ローマ皇帝を始め、当時の有力な政治家・貴族の邸宅の遺跡群です。緑があふれ、四季折々の花が咲くパラティーノの丘は、「兵どもの夢の後」と言った趣。

ローマらしいダイナミックな遺跡と、のどかな緑のコントラストが美しい風景が見られます。フォロ・ロマーノから続いているので、遺跡3スポットとして流れで見学するのがオススメ。

<DATA>
■Palatino e Museo Palatino(パラティーノ)
住所:Via di San Gregorio 30
TEL:料金:開館時間:休館日:すべて「フォロ・ロマーノ」の項同様
アクセス:フォロ・ロマーノ内より

観光スポット8 チルコ・マッシモ

パラティーノの丘のふもとに広がる古代競技場跡。長さ620メートル、幅120メートルの巨大競技場で、古代ローマ時代には、騎馬戦などが行われていました。現在は、のどかな広場。ジョギングをする人も多く、コンサートや各種イベントが行われることも。

パラティーノの丘の向い側、アヴェンティーノの丘側にあるウーゴ・ラ・マフィア広場からは、ローマの松に彩られたパラティーノの丘の遺跡群、「これぞローマ」の風景が眺められる穴場。この広場のあるチルコ・マッシモ通りをテヴェレ川方面に下っていけば、「真実の口」があるサンタ・マリア・イン・コスメディアン教会があります。

観光スポット9 サンタ・マリア・イン・コスメディアン教会/真実の口

かの有名な「真実の口」がある教会で、教会上に突き出たロマネスク様式の鐘楼の美しさでも知られています。

ローマにある教会のうち、最も古い教会のうちのひとつで、教会の基礎ができたのは6世紀。改修や増築が繰り返され、現在は修復され、ほぼ8世紀当時の様子が再現されています。

<DATA>
■Santa Maria in Cosmedian/La Bocca della Verita’(サンタ・マリア・イン・コスメディアン教会/真実の口)
住所:Piazza Bocca della Verita’,18
TEL:06-6781419
開館時間:9:30~17:30
※教会オープン、真実の口見学の時間は不定期に変更される場合があるのでご注意を
定休日:なし
料金:無料 ただし、お布施を求められる場合もあり
アクセス:ベネチア広場からテアトロ・マルチェッロ通りを下って徒歩10分。もしくは、地下鉄B線チルコ・マッシモから徒歩10分。直接アクセスする場合は、ベネチア広場から170番、95番のバス

観光スポット10 カラカラ浴場

ローマ皇帝の1人、カラカラ帝によって212年~127年にかけて建設された巨大な温泉施設の遺跡。温度の異なる温泉施設やアスレチックジムなどを備えた古代のスパ施設で、ローマ帝国時代の文化の高さを垣間見ることのできる遺跡です。

夏季に野外オペラが開催されることでも有名。入場は、アッピア街道のカラカラ浴場、チェチーリア・メテッラの墓、ヴィッラ・ディ・クィンティーリがセットになった共通券(アッピア・アンティーカ・インテーロ/6ユーロで7日間有効)のみ。

<DATA>
■Terme di Caracalla(カラカラ浴場)
住所:Viale delle Terme di Caracalla,52
TEL:06-39967700
開館時間:9:00~日没まで(月曜~14:00)
定休日:1月1日、12月25日
料金:上記参照
アクセス:地下鉄B線チルコ・マッシモ下車徒歩10分。もしくはアルケオブス利用

観光スポット11 観光にお役立ち! アルケオブス

古代ローマ人たちが残した舗装道路跡の上を今も歩くことができる

古代ローマ人たちが残した舗装道路跡の上を今も歩くことができる

「すべての道はローマに続く」のローマ旧街道のひとつアッピア旧街道(Via Appia Antcica)とローマ遺跡地区をめぐる乗り降り自由の観光バス。日本語オーディオガイド付きだから、古代ローマ・ファンなら乗ってみるのもオススメです。

停車駅:
  1. テルミニ駅(500人広場)
  2. ベネチア広場
  3. コロッセオ
  4. カラカラ浴場
  5. サン・セヴァスティアーノ門
  6. アッピア・アンティーカ公園事務所入り口
  7. カファレッラの谷
  8. サン・カリストのカタコンベ
  9. サン・セバスティアーノのカタコンベ
  10. チェチリア・ミテッラの墓
  11. サン・ウルバーノ
  12. カーポ・ディ・ボーヴェ
  13. カラカラ浴場スタジオ側
※日曜・祝日のみチルコ・マッシモ停車
  14.  真実の口
※往路と復路とコースがことなるので注意。>>>ルートマップ

<DATA>
Archeobus(アルケオブス)
運行時間:8:30~16:30(30分毎に運行)
所要時間:降りずに全ルートを回った場合1時間30分
料金:10ユーロ(24時間有効 時間内乗り降り自由)
ローマ市内を回る二階建てバスStop&Goとの共通券 20ユーロ(48時間有効)
チケット:テルミニ駅かコロッセオの窓口、バス内、インターネット
>>>オンラインチケット
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