洗濯も炊事も「限られた時間の中で、効率的に」「でも、キチンと」
洗濯頻度や時間帯でも予想できますが、共働き妻は「限られた時間の中で効率的に家事をしたい」と考える方が多い一方、「いい加減にはしたくない」とも考えているようです。次のグラフは、洗濯と炊事に重視する点について調査した結果です。共働き妻の特徴がよく表れている項目を赤く囲ってみました。スーツなど、自宅で洗うよりもクリーニングに出した方がいい服もあるので、「クリーニングに出さずにできるだけ自分で洗う」という項目は80.5%と、有職未婚や専業主婦よりも割合が低くなっています。一方「騒音などうるさくしないこと」は61.7%の人が重視しています。洗濯時間帯とも関係があり、周囲に気を使っている様子が伺えます。
さらに「疲れないこと」を重視する人が74.7%と大変多いことも分かりました。仕事から帰って既に疲れきっていますので、干したりたたんだりするのも意外と疲れる作業です。p.3でご紹介しますが、全自動洗濯乾燥機などを持つ割合も高いようです。またカーペットや毛布などは、自分で洗わずにクリーニングに出す人も多いのではないでしょうか。
もう1つ、特徴的だった項目は「カラダにも自然にもやさしい洗剤を使うこと」で41.6%でした。そういえば、最近働く女性の中には、疲労や生活習慣、エアコンの乾燥などで肌が敏感になっている人が増えているそうです。体や地球環境に良いことをしたい、いわゆるLOHASに関心が高い人が多いことにも関係がありそうです。
次に炊事について見てみましょう。
こちらも共働き妻の割合が最も高い項目を赤く囲ってみました。「手際よく作ること」:96.5%は言わずもがな、ですが「ビタミンや食物繊維が多いなど、ヘルシーなものを作ること」:58.7%や「できるだけ味、質など本格的に仕上げること」:50.4%、「ひと工夫したり、ひと味捻ったりなど、ありきたりでないものを作ること」:46.2%など、味や質、栄養バランスなどには手を抜かないという思いがよく現れています。外食などで美味しい食事や珍しい物に触れる機会も多いので、自宅でも何かひと工夫を、と考えるのでしょう。
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