メキシコ旅行の服装と持ち物

服装は、前にも書いたように、ブランドものを身につけるようなドレッシーな格好は控え、ジーパンにTシャツ、スニーカーのようなカジュアルな格好がいいでしょう。貴重品を入れるバッグは肩がけタイプや、リュックよりも斜めがけで体にしっかりホールド出来るショルダーバッグがおすすめ。もちろん袋の口がファスナーでちゃんと閉じて、バッグの中身が見えないもの。肩にひっかけるだけのタイプのバッグは、ひったくりに狙われやすいのでおすすめしません。

リュックは気がつかないうちに後ろ部分をナイフで切られて貴重品を盗られる可能性があります。地下鉄内や人ごみでは特に注意しましょう。

現金の携帯方法ですが、一つの財布に大金をまとめて入れて使わないようにしましょう。その日に使う最小限のお金だけを持つようにして、小銭入れに、交通費などで使いそうな硬貨や小額の現金だけ入れ、大きめのお札は別の財布にしまい、必要なときだけ出すという風に、現金を分けて持ち歩きましょう。在メキシコ日本大使館によれば、強盗に遭った際に渡すための、500メキシコペソ(約3500円)程度(極端に少ない額だと強盗が逆上するため)が入った、捨て金用の財布を持つのも得策だと言われています。

財布をズボンの後ろポケットに入れるのは、御法度。ズボンのポケットをナイフで切られて財布を盗られることもあります。ちなみに服の下に隠す腹巻き財布は現金を出すときに不便だし、いかにも現金をもっているということがバレやすいのであまりおすすめしません。

また、クレジットカードやキャッシュカードは、外出時にはホテルのセイフティボックスに預け、極力持ち歩かないようにしましょう。数年前には、強盗が武器などで脅してATMまで連れて行き、カードの限度額まで現金を引き出させ、日付が変わった時点でまた現金を引き出させるという強盗が多発したため、現在メキシコのどの銀行でも一日の引き出し限度額が小額になりました。その結果、犯罪発生率は低くなったとはいえ、カードを持ち歩くのが危険なのには変わりありません。

空港、長距離バスターミナルでは

空港や長距離バスのターミナルは、数年前よりも格段に警備が強化され、比較的安全になってきてはいますが、やはり犯罪者に狙われやすい場所でもあります。

空港で両替した後に現金をひったくられる、空港やバスターミナルの待ち合い室で荷物に目を離している隙に盗まれるといった犯罪が起こっているので注意しましょう。

まれに空港の係員が荷物を検査するといって、なかの物を盗むようなこともあるので、その際には目を離さないように!

以前は到着口のところで違法タクシーの呼び込みが待ち構えていましたが、空港内の警備を強化したので、かなり減ってきたようです(空港敷地内は基本的に流しのタクシーが乗り入れできないようになっています)。

空港、バスターミナル関係者でないような人物にタクシーを安い値段で提供すると囁かれても無視して、空港や大きなバスターミナルにある専用タクシーを利用しましょう。行き先区間ごとに料金が決まっているので安心です。チケットは空港やバスターミナルの玄関付近にある専用売り場で購入できます。

タクシーに乗る際の注意

空港や大都市のバスターミナルのようにタクシーチケット売り場があれば、わかりやすいのですが、地方のバスターミナルには、そのようなシステムがない場所もあります。また、地方のタクシーにはメーターがついていない場合がほとんどなので、乗る前に必ず値段交渉をしてください。地方ごとに値段がまちまちですが、だいたいターミナルから市街地までは100~200メキシコペソ以内で着くはずです。それ以上請求されたら断った方がいいでしょう。

また、政府不認可の海賊版タクシーが横行しており、たちの悪いものでは強盗とグルになって、利用者を襲うケースがあるので、流しのタクシーは使わないように。 移動には“SITIO=シティオ”と呼ばれる無線タクシーを利用しましょう。料金は流しのタクシーよりも上がりますが、安全性が高いです。利用の際に電話で呼び出すのが通常ですが、言葉が不自由な場合は滞在先のホテルのフロントに呼んでもらうように頼みましょう。または、シティオ専用の停留所にあるタクシーか、高級ホテルの前に停まっているタクシーを利用するのもいいでしょう。とくに夜間外出する場合には必ずシティオを使うようにしてください。

参考:メキシコシティのシティオ会社 TAXIMEX
TEL:5634-9912, 5519-7690, 9171-8888
様々な会社があるが、メキシコ在住日本人が最も利用している代表的な会社

UBERなどのタクシーアプリについて

UBERやCabifyなどのタクシーアプリが、安全で、料金体制も信頼できるという触れ込みで、人気がありますが、ほとんどの運転手が、土地勘がなく、カーナビを使用して運転するため、強盗が頻繁に起こる危ない道を通過して、思わぬ被害にあうこともあります。そのため、ガイドはUBERをお勧めしません。

流しのタクシーを利用する場合

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政府認可タクシーの車体

決して流しのタクシーは使わない方がいいのですが、万が一のためにメキシコシティで利用する際の注意点をあげましょう。

政府認可タクシーのナンバープレートの一例

政府認可タクシーのナンバープレートの一例

現在メキシコシティ認可の流しのタクシーは、タクシーの塗装が統一されています。車体は白地で、上部にピンクの塗装が施され、CDMXという黒地のロゴが入っているもの。ナンバーは、アルファベットのAまたはBで始まります。必ずタクシーメーターがあり、写真付きの認可証が窓ガラス部分に貼られています。これが徹底されていないのは不認可の海賊版タクシーになるので、決して利用しないように。

乗車の際には、行く先の住所を告げ、目的場所の行き方を知っているのか聞き(道を知らない人も多いので)、タクシーメーターがあるのを確認して、正しく作動しているかもチェックしましょう。通常、日中は8.74メキシコペソからスタート(夜間早朝は割り増し)し、走行距離250mまたは、45秒ごとに1.10メキシコペソ料金が上がります。車で15分ほどの距離で、渋滞がなければ30ペソ程度です。メーターの示す料金の額が高かったり、不審な点を感じたら、すぐに降りた方がいいです。

タクシーに乗ったら、外からドアを開けられないように必ずロックし、窓を大きく開けないように。信号の停車待ちなどで、強盗が入ってこないようにするためです。