実際に子どもを育て上げるにはお金がかかります。
しかし、大昔から戦後のつい最近まで、人は貧しくても子どもを作り続けて(生み続けて)きました。貧しさが少子化の原因とならなかったのは、なぜなのでしょうか?
子は成長して稼ぎ手になる
子どもは親の負債なんていわれますが、それは一定期間だけのこと。学校を出れば立派な資産に早変わりするのです。一定期間といっても、教育費が家計を圧迫するのは、実はそんなに長い期間ではありません。なぜなら、中学までは義務教育ですから、大金はかかりません。実際に教育費が大きな負担になるのは、高校から3年間、あるいは大学までの7年間なのです。
この間に、人によっても様々ですが、年間に50~100万円くらいの教育費がかかります。累計すれば、150万円から700万円くらいの出費ですから、そのための備えは必要です。
子どもは生まれてから18年間は養われる身ですが、小さいうちは親に勇気を与えてくれます。そして高校を出た頃には養われる身から稼ぐ働き手に変身することができます。家計にとっては頼もしい存在ではないでしょうか?
子どもは資産の予備軍
きちんと学んでいっぱしの仕事に就けば、とたんに年間100~200万円の稼ぎ手に変わるのですから、子どもは貴重な戦力です。給料を取れる人になったということは、家計は大きな資産を持っていることになります。子どもが稼いだお金をぜんぶ子どもが使ってしまえば、家計の助けにはならないようですが、子どものための出費が要らなくなるというだけで大きなプラスですし、もし心やさしい子に育てたなら親を援助してくれることもあるでしょう。
お金がかかるから子どもは生まない!なんてさびしい話をもう聞きたくはないですね。お金に不安があっても、それを家族で乗り切っていくのも人生のだいご味のひとつです。愛の資産作りをぜひ体験して、一度しかない人生を楽しんでほしいものです。
そういうガイドの家にも、19、21、24歳の子どもがいますが、所得がないのは一人だけ。みんなできる範囲で労働をして、家計を助けてくれています。感謝感謝、ありがたいことです。