麻薬
外国人が集まる安宿街やディスコなどでは麻薬の誘惑も多いので、充分気をつけて
2つ目は麻薬の運び屋になり空港で逮捕されるというパターン。「絶対に見つからないから」という言葉を信じ、アルバイト感覚で運び屋になってしまう日本人が後を絶ちません。これは旅行者だけでなく、麻薬がタイでどれだけ重犯罪かよく理解しているはずの在住者でも思わず手を出してしまう「儲け話」。しかいそんな美味しい話はあるはずもなく、ほとんどの場合は空港で見つかりその場で逮捕、そのままタイの刑務所送りとなるケースがほとんどです。タイの麻薬の罪は非常に重く、外国人であっても容赦なく20~30年の懲役刑が科せられます。タイの刑務所には麻薬関連の罪で入っている日本人が何人もいるのです。
タイ在住の日本人詐欺師たち
タイに限らず世界中どこにでもいると言われている、日本人をターゲットにした日本人詐欺師たち。たとえ短期滞在の旅行者であっても、詐欺師たちはお金の匂いをすぐに嗅ぎつけ近寄ってきます。タイで一番多いのは「儲かる投資話がある」と言ってくるもの。彼らはたいてい「タイの王族関係や財閥とコネクションがある」と言い、タイでビジネスを行う際、いかにコネクションが大切かを力説し相手を安心させ、お金を引き出します(実際にはそのようなコネクションはなく、すべて嘘)。投資先はタイで最近人気のある日本食レストランや、外国人向けのバーなど。ガイドの周りでも、日本では慎重にビジネスをしている社長たちが、タイに来ると感覚が海外ということで変わってきてしまうのか「そんな強力なコネクションがあるなら」とか「タイで愛人でもできたし、ビジネスでもやればタイに来る口実もできる」などの理由で、驚くほど簡単に大金を払ってしまう人がたくさんいます。
よく事情の分からない海外では、現地の事情通を装った日本人が頼もしく見えるものですが、日本同様そんなにうまい話は転がっているものではありません。自分はタイではコネクションがあると言ってくる日本人には要注意!