投資信託/ファンドの種類を紹介

気になる新興国、「VISTA(ビスタ)」とは!?(2ページ目)

BRICsに続く成長国グループとされる「VISTA(ビスタ)」。高いリターンの可能性を秘めた投資先として注目されていますが、どんな国なのでしょう?VISTAの魅力についてご紹介します!

執筆者:村岡 里香

  • Comment Page Icon
VISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)とは経済の面から見てどんな国なのでしょう?それぞれの特徴についてご紹介します!

VISTA5カ国の特徴

BRICsの恩恵を受けながら成長するVISTA

VISTAは、BRICsの発展の恩恵を受けながら、貪欲に豊かさを求めて成長しています。

■「第二の中国」として期待されるベトナム
勤勉で安価な労働力を豊富に持っているのが強みです。「世界の工場」である中国の人件費が上昇したことで、立地が近く人件費が中国の半分程度のベトナムが第二の生産拠点として注目されています。

■人口と資源の大国、インドネシア
世界4位の人口大国で、石油や金、天然ゴムなどの天然資源も豊富です。巨大な消費市場としても注目されており、オートバイ市場は世界3番目の大きさ。中国、インドとの貿易が活発になっています。

■鉱物資源の宝庫、南アフリカ
鉱物資源が豊富で世界一の産金国です。人口の7割を占める黒人から中産階級が台頭し、国内消費が活発化しています。サッカー・ワールド・カップが今年開催され、インフラ整備が急速に進みました。

■「欧州の工場」として躍進するトルコ
欧州・アジア・中東の中央に位置するという立地を生かし、欧州向けの生産・輸出の拠点として発展しています。農業大国で鉱物資源も豊富。2000~01年に金融危機に見舞われましたが、IMFの管理のもと危機を脱しました。

■世界有数の農業立国、アルゼンチン
広大な国土を活用した世界有数の農業立国。中国向け輸出が伸びています。2001年の経済危機でデフォルト(債務不履行)しましたが、その後景気は急回復。2006年にIMFの債務も完済しています。



このようにそれぞれ独自の魅力を持っているVISTAですが、投資をする際には必ず注意すべき点があります。VISTA投資の方法や心構えは次のページで!

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます