豪華な邸宅・宮殿に見る貴重な芸術コレクション

ローマを代表するファルネーゼ家やボルゲーゼ家など名家ゆかりの芸術品たちも目白押し

ローマを代表するファルネーゼ家やボルゲーゼ家のコレクションも見逃せません。写真はファルネーゼ宮殿

皇帝・法王が君臨していたローマには、有力な貴族や枢機卿たちも暮らしていました。華やかなルネッサンス・バロック時代のプライベートコレクション、そして美しい邸宅内部も拝見できる宮殿・邸宅系美術館が面白い。

ボルゲーゼ美術館 

ベルニーニの傑作「アポロとダフネ」など、いつか教科書で見た作品…が一杯の美術館

ベルニーニの傑作「アポロとダフネ」など、いつか教科書で見た作品……が一杯の美術館

ローマの中心、スペイン広場の北側に広がる広大なボルゲーゼ公園内にある美術館で、17世紀末、ボルゲーゼ枢機卿が集めたコレクションを展示するために建てられた邸宅がそのまま美術館になっています。

世界有数と言われるコレクションには、ベルニーニやカラバッジョ、ラファエッロ、ティッツィアーノなど、名だたる歴代作家の作品が揃っています。

<DATA>
■Galleria Borghese(ボルゲーゼ美術館)
住所:Piazzale del Museo Borghese 5
TEL:06-32810(チケット予約)
料金:8.5ユーロ(要予約)
開館時間:火~日曜 8:30~19:30(入館は18:30まで)
休館日:月曜、1月1日、12月25日
アクセス:テルミニ駅から910番乗車ピンチャーナ/ムゼオ・ボルゲーゼ下車3分、もしくは地下鉄A線スペイン駅Spagnaからボルゲーゼ公園内を抜けて徒歩15分

>>>ボルゲーゼ美術館オンラインチケット予約

 

国立古典絵画館 バルベリーニ宮殿 

フィレンツェ貴族のバルベリーニ家出身の法王ウルバヌス8世によって、1625年に建設されたバルベリーニ宮殿を利用した絵画館。12世紀絵画から、16世紀頃までの膨大な古典絵画のコレクションを見学することができます。

また宮殿は、当時一斉を風靡していたバロックの巨匠、ベルニーニとボッロミーニにより設計されたもので、絵画を見学しながら、宮殿内部の建築様式や装飾も楽しめます。

<DATA>
■Galleria nazionale d’arte antica palazzo Barberini(国立古典絵画館 バルベリーニ宮殿)
住所:Via delle Quattro Fontane, 13
TEL:06-4824184
料金:5ユーロ(予約手数料+1ユーロ)
開館時間:火~日曜 8:30~19:30(入館は18:30まで)
休館日:月曜、1月1日、12月25日
アクセス:地下鉄A線バルベリーニ駅Barberiniから徒歩3分

スパーダ宮(スパーダ絵画館) 

16世紀、ローマの由緒ある家柄ファルネーゼ家出身の法王パオロ3世の配下にあった枢機卿カーポ・ディ・フェッロによって建設された宮殿で、バロック時代にこの館を手に入れたスパーダ枢機卿によって集められた絵画や建築が残されています。

中でもバロックの巨匠ボッロミーニによる「遠近法の間」が有名。実際は奥行9メートルしかない部屋が4倍もの大きさに見える不思議な錯覚を体験できます。また、絵画館内部は、スパーダ枢機卿が暮らしていた17世紀そのままに残されており、その家具や室内の様子も見どころとなっています。

<DATA>
■Palazzo Spada/Galleria Spada(スパーダ宮/スパーダ絵画館)
住所:Piazza Capo di Ferro, 13
TEL:06-6832409
料金:5ユーロ
開館時間:火~日曜 8:30~19:30(入館は18:30まで)
休館日:月曜、1月1日、12月25日
アクセス:テルミニ駅からバス64番乗車コルソ・ヴィットリオ・エマヌエレC.SO VITTORIO EMANUELE下車徒歩5分

ファルネジーナ荘 

1520年に建築された初期ルネッサンス様式の典型的な屋敷で、内部は、ラファエッロが手掛けた「ガラテア」や美しい回廊、ペルッツィのフレスコ画など、ルネッサンス時代の華やかで端正な芸術品に覆われています。

16世紀末にローマの名門ファルネーゼ家の持ち物になりますが、ローマの貴族や文芸人のサロン的役割を果たし、最終的には1927年に政府の手に渡り、現在は、国立素描版画展示室を備える迎賓館。永遠の都ローマの貴族文化の側面を垣間見ることができる一般公開されている館のひとつです。

<DATA>
■Villa Farnesina(ファルネジーナ荘)
住所:Via della Lungara, 230
TEL:06-68027268
料金:5ユーロ
開館時間:9:00~13:00
休館日:日曜・祝日
アクセス:テルミニ駅からバス40番乗車キエーザ・ヌオーヴァChiesa Nuova下車徒歩10分
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。