爬虫類・両生類/両生類・爬虫類関連情報

トリオニービロードヤモリとは? 細かい明色斑が美しい!

今回は、トリオニービロードヤモリの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。トリオニービロードヤモリは、オーストラリアの壁チョロの代表的なグループであり、飼育対象種として人気が高いビロードヤモリの一種。個性的な体型、星空のような美しい斑紋パターンが魅力です。

執筆者:星野 一三雄

トリオニービロードヤモリの基本情報

トリオニービロードヤモリの基本情報と飼育方法

撮影協力:どうぶつ共和国WOMA+

トリオニービロードヤモリ
学 名Oedura tryoni
別 名:-
英 名:Southern Spotted Velvet Gecko
分 布:オーストラリア東部(ニューサウスウェールズ州北部、クイーンズランド州東部)
全 長:20cm 頭胴長8-9cm

オーストラリアの壁チョロの代表的なグループであり、飼育対象種として人気が高いビロードヤモリの一種です。

オリーブがかった褐色地に黄色みのある明色の小班点が散在して美しい種類です。
スレンダーな体型が多いビロードヤモリの仲間としてはややずん胴な体型です。

生息環境は、他のビロードヤモリ同様に岩が多い場所や、やや乾燥した森林で岩の割れ目や樹皮の下などに昼は隠れていて、夜間に活動をします。
分布域の南部では、完全に冬眠をすることが知られています。

卵は、1回に2個を産み、初夏から秋にかけて3-4回ほど生み続けます。倒木や石の下に産みつけられた卵は60日ほどで孵化に至ります。幼体は成体と似たような斑紋パターンで、6-8ヶ月ほどで繁殖が可能になります。

どちらかというとビロードヤモリっぽくない体型で個性的な種類です。
星空のような美しい斑紋パターンが魅力ですが、国内ではあまり多くは流通しません。

赤っ恥をかかない程度の知識
  • オーストラリア東部に分布
  • 細かい明色斑が特徴
  • ややずん胴な体型も特徴
  • 比較的流通量は少ない
  • 夜行性
 

トリオニービロードヤモリの飼育方法

飼育容器
高さがあり、かつ通気性がよい60cmガラス水槽などの飼育ケース

温度
28℃前後

照明
紫外線は必須なので弱めの爬虫類用ランプなど

床材
ヤシガラ土などを薄めに敷く

容器内レイアウト
観葉植物や木の枝、流木などを立体的に設置


コオロギなどの昆虫。カルシウムの添加は必須

基本的な世話
いわゆる樹上性・住家性ヤモリの飼育方法
  • 立体活動ができるようにする
  • 水入れは設置した方がよい
  • 一日に一回は霧吹きをする
  • など
※「飼育の基本情報」は「ゲッコーの本(リアルエステイト)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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