「徒歩かバスか?」「お弁当か給食か?」「園でおけいこごともできる?」・・・幼稚園選びでは、ついつい「親にとって助かるサービス」に目がいきがちです。でも、肝心の「子どもにとってよい園か」という部分が、置き去りにされていませんか?
「幼稚園情報」だけを集めても・・・
遊び中心?お勉強? どっちがいいの? |
幼稚園をとりまく現状
幼稚園選びについての情報を「判断」するためには、現在の幼稚園がおかれている社会的な状況について、ある程度理解しておくことが必要になります。例えば・・・(以下、『いま、幼稚園を選ぶ』参照。)
■お母さんお父さん時代の幼稚園とはココが違う
→ 昭和40~50年代の幼稚園は、「集団に適応する場」でした。しかし、平成期に改訂された「幼稚園教育要領」以降は、「子どもの遊びと個性を重視する」内容に変更され、現在に至っています。ママやパパ自身の子ども時代のイメージに引きずられないように、注意が必要です。
■サービス型と共生型に二極分化する幼稚園
→ 現在の幼稚園は、「何でもしてあげますよ」という「サービス産業化」型と、園の活動に親をどんどん巻き込む「地域共生」型に分かれつつあります。
一見、「サービス型」のほうが親にとっては助かる気がします。でも、とかく孤独になりがちな現在の育児環境の中では、親子の「居場所」を提供してくれる「共生型」が必要とされているのではないでしょうか?
■幼稚園と保育園、どう考えればいい?
→ 近年、幼稚園でも「預かり保育」として長時間の保育を行うところが増えてきました。しかし忘れてはならないのは、「長時間保育のノウハウは、保育園のほうが豊富」ということ。働く予定のあるママは、このあたりを考慮に入れておきましょう。
■幼稚園は何歳から?
→ 地域に集団生活を経験できる場の少ない現在では、3年保育がベター。ただし、「一人ひとりに合わせてくれる園が近くにないとき」「子どもが親から離れたがらないとき」などは、2年保育のほうがよいでしょう。その場合は、親子で参加できる育児サークルなどを利用するのがおすすめです。
「いま」の時代に、子どもの「いま」を見つめて
『いま、幼稚園を選ぶ』 \1,365(税込)赤ちゃんとママ社 |
この本は、「目先の将来より、今、子どもにどんな体験をさせたいか」という視点から書かれています。幼稚園をとりまく現状についての「レクチャー編」の後には、実際の幼稚園選びに役立つ「実践編」「アドバイス編」と続きますので、実用書としても充分役に立ちます。
この本について、詳しく知りたい方・ご購入の方はこちらから → 「赤ちゃんとママ社」のページへ
■関連INDEX■
幼稚園に入る(All About Japan【幼稚園・保育園】)
■関連サイト■
All About Japan【幼児教育】