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食中毒が気になる夏のお弁当作りのコツ(2ページ目)

夏のお弁当作りで気になるのが食中毒対策。必要以上に神経質になることはないけど、ポイントだけはしっかりおさえておきましょう。

執筆者:吉森 福子

(2)食中毒を防ぐテクニック

「冷凍野菜は保冷剤」

夏のお弁当のワザとして、「冷凍のままつめる」という方法もよく聞きます。これなら、お弁当自体の保冷剤にもなります。夏場なら、お昼までには自然解凍されてるはず。

冷凍食品の枝豆をそのままつめるのはけっこう有名。緑の野菜が嫌いな子も枝豆なら食べる、ということも多いし。
「おかずレシピ」山崎さんの日記(2003/04/25) で「ゆでとうもろこしの輪切りを冷凍して、そのままつめる」というテクが紹介されていましたが、これも好きな子にはいいかも。
かぼちゃの煮物なども、冷凍したままつめられます。

「梅干や酢を活用」

「食品の傷みを防ぐ昔ながらの知恵」として、梅干や酢は有名です。と言っても、一般的に子どもは酢の物が苦手な場合が多いよう。
「ごはんを炊くときに酢を入れる」「おにぎりを握るときに手に塩と酢をつける」などのワザや、おかずの隠し味に使うといいでしょう。

同様に梅干も、もしお子さんが嫌いでなかったら、夏場は積極的に活用しましょう。おにぎりの具はもちろん、たたいてあえ物に加える、肉や魚にぬって焼く…などなど。

「肉・魚・たまごなどはよく火を通す」
「生野菜や煮物を入れるときは、水気をよく切る」
「冷ましてからフタをする」

ここらへんは、お弁当作りの常識ですよね。


(3)調理用具のチェックと便利グッズ

「まな板・包丁・ふきんは清潔に」

特に注意するべきは肉や魚を切ったまな板は、そのつど洗剤でよく洗い、できれば熱湯をかけておく。可能であれば、「肉・魚」と「野菜・果物」とでまな板は分けたほうがいいですね。

「便利グッズ」を活用

最近はスーパーなどで、「アルコール除菌スプレー」というものが売っています。
まな板などに直接スプレーして、そのまま洗い流さずに乾燥させるというもの。

「洗い流さない」に抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、夏場は食中毒のほうがこわいのでは?どうしても気になる方は、がんばって熱湯消毒しましょう。

それから、お弁当にいっしょにつめておく保存剤のようなものも最近よく見かけます。シート状だったり小さなパックだったり、形はいろいろですが、ワサビやカラシが主成分のものが多いようです。が、もちろん食べられないものなので、年少さんではちょっと難しいかな?

「これは、お弁当が腐らないように入れておくもので、食べられないんだよ」というお話が理解できるようになったら試してみるといいかもしれませんね。

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