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「アントクアリウム」で観察する、アリの生活 アリを飼う!

「アントクアリウム」は、お部屋の中でアリを飼うことのできるセットです。子どもと一緒にアリを捕まえて、巣を掘る様子を観察してみましょう。

執筆者:吉森 福子


園児世代は、生き物に関心を持ち始める頃。何か飼ってやりたいけど、忙しくて世話も大変だし・・・という方、「アントクアリウム」なら大丈夫です。

「アントクアリウム」って?

アントクアリウム
『アントクアリウム』\3,654(税込) 宝島社
「アントクアリウム」は、アリの飼育セット。NASAが開発した特殊なジェル入りのケースと、「アリの飼育マニュアル&ミニ図鑑」がセットになっています。後は、近所でアリを4、5匹捕まえて、ケース内に入れるだけで、アリの巣作りを観察することができるのです。

エサはあげなくていいの?

何と、この青いジェル自体がエサ兼巣作りの材料なのです!従って、エサは不要。3日に1度ほど、空気の入れ替えをするだけでOK。
ちなみにこのジェルは、スペースシャトル内で行った宇宙アリの巣実験で使われたもの。半透明で、土よりも巣作りの様子がよく見えるところもうれしいですね。

ガイドも挑戦!アリ捕獲作戦

アリのミーティング
ケースのすみっこで、アリたちがミーティング。
ガイド自身も、自宅でアントクアリウムに挑戦しました。まずは、公園などでエサとなる甘いものを置きます。しばらくしてアリが集まったところで、半透明のフィルムケース(ガイドはプリンの空き容器で代用)のようなもので捕まえるのです。
アリがフィルムケースの壁を登ってきたところでジェル入りケースに入れるのですが、かなりすばしこいので注意が必要です。

大きめのアリを狙いましょう

結局、アリを5匹ほど捕まえることができました。が、1週間たった現在でもまだミーティング(巣作りを始める前に、アリどうしが固まって相談しているように見えること)が続いています。
マニュアルには「大きめのアリのほうが向いています」とあったのですが、捕獲が難しかったので小さいアリを入れてしまったせいかもしれません。これからの方にはできるだけ大きめのアリを捕まえることをおすすめします。

子どもの年齢や個性に応じて、いろいろな楽しみ方を

園児世代の子どもなら「アリを捕まえよう!」というだけで大興奮のはず。年長さんくらいの子には、アリやアリの巣の絵を描かせてみてもいいですね。
また、ただぼーっと何分間かアリの動きを眺めるのが好き、という子もいるかもしれません。そんな子どもならではの時間も大切にしてあげたいものです。

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