「おさなごを発見せよ」の教えとは
数ある教えの中から、いくつか抜粋してご紹介したいと思います。まず、この本の中心的教えです。幼い子どもの自ら生きる力を認めること、これが教育の基本。 |
親が自分の知識や感情を優先し、幼い子どもの自ら生きる力を無視していると、親に頼ってしまい、せっかくの強い力が弱くなってしまいます。幼い子どもは自ら生きる力を持っていることを信じ、子どもの泣き声やたどたどしい言葉からも、子どもの気持ちをくみ取り、子どものことを分からなければならない。それが教育の基本です。
100年も前の育児書なのに、まさに、今の時代の親子間の問題に応える次のような教えもあります。
■ 親を基準とせず、子どもの個性を伸ばす教育
子どもは別人格。親を基準に考えないこと。 |
親は子どもを自分の敷いたレールの上を走らすようなことはしてはいけないのです。子どもの個性を大切にし、子どもの人格を認めなければならないのです。
また、次に挙げる教えも、子どもを持つ親に、ぜひ知っておいて欲しい内容です。
■ 子どもを叱らないためには、よい習慣をつけさせること
常に子どもを叱ることは、親にとってもストレスになり、子どもにとっても心身の発達の妨げになります。そこで、叱らずにすむためには、子どものわがままを見逃すのではなく、わがままがな気持ちが起こらないようにすればいいのです。
それは、赤ちゃんのときからよい習慣をつけることです。そして、そのためには、親は子どもがその習慣を守りやすいように、環境を整えてあげることも大切です。
この他にも、今の母親たちに伝えたい教えがたくさん紹介されています。また、昔の日常的な生活も垣間見ることができ、大変興味深い本であると言えるでしょう。しなしながら、さらっと読むだけでは、頭に入りにくい内容もあるかと思います。じっくり読んでみてください。
【参考資料】
「おさなごを発見せよ」羽仁もと子著(婦人之友社)
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