子どもがどんな人間になって欲しいのかを夫婦でとことん話し合うことが重要 |
面接の準備は夫婦でとことん話し合うことから始める
江口先生「作り上げた自分で、思ってもいないことを言葉にするのは避けなければなりません。自分不在の言葉では説得力はありません。そんなことをしても、面接官はプロですから、全て見透かされてしまいます。」ガイド「では、面接のための準備として、どの様なことを心がければ良いのでしょうか。」
江口先生「お子様の教育に関するご夫婦の思いを掘り下げることから始めてください。どんな人間になって欲しいのかをとことん話し合うことが重要です。そのためには親子で何をすればよいのか、子どもにどんな接し方をしなければならないのかが見えてきます。目先のことにとらわれてはいけません。
家庭の教育方針と志望校の教育方針との共通項を見つけていきます。全く同じとは行かなくても、自分の思いを整理して、探していきましょう。
そして、家庭の教育方針の実現の可能性はどうなのか、どこまで実現しようとしてくれているかを考えます。そして、子どもの適性を考えて、学校選びをしなければなりません。」
ガイド「塾で面接対策として行われていることはどのようなことですか?」
塾での面接対策
江口先生「発声練習や1分間スピーチをしています。テーマを与え、1分間スピーチの宿題を出します。それを受け、子ども達は各家庭で練習し、クラスのお友達10人ぐらいの前でスピーチをします。例えば、「レモンとオレンジのどちらが好きか」「夏休みは海に行きたいか山に行きたいか」などのテーマでスピーチをしてもらいました。
スピーチが終れば、こちらから質問もします。この練習は、面接のためだけに留まらず、大人になってからのコミュニケーション能力にもつながります。
他には、絵本の読み聞かせ、早口言葉、短歌・俳句の暗唱なども行っています。」
次は、もし、受験で良い結果を出せなかった場合の対応はです。