一貫校、関西学院の特色
ガイド「初等部から大学までの一貫校ならではの、特色ある教育についてお聞かせください。」磯貝先生「“異年齢交流”です。関西学院の中学、高校、大学の学生とともに学習し、さまざまな行事・活動を体験する『エルダーズ・システム』により、人間関係や社会生活上のルール、助け合うことの大切さを学びます。
小学生と大学生の交流は、小学生だけでなく、大学生にとっても得るものがあります。大学生が小学生と関わることで、自分の小さかった時の姿を見ることができ、原点に戻って、さまざまなことを考えることができるわけです。
現在、すでに、関西学院の大学生やOBがコーチ会を作り、中学、高校のさまざまな部活動の指導を行っています。ここでは、技術面だけでなく、関西学院の精神も一人一人に伝えられています。
また、子どもを通して、『親としての生き方』などを保護者にも伝えていきたいと思っています。
地域の小学生を指導する大学生 |
さらに、現在、関西学院大学の学生は、地域の小学生対象に、ラグビーやフットボールをはじめとしてさまざまな面で指導していますが、初等部の子ども達に対しても、放課後、ラグビーやフットボールの指導が行われます。
教えることで、初めて、理解できることがたくさんあります。指導することにより、指導される側だけでなく、指導する側も、共に成長する『共育』の精神を目指しています。」
関西学院初等部の学習面での特色
ガイド「学習面での特色をお聞かせください」横糸教育~風の時間 |
布というのは、横糸と縦糸があって初めて、模様を織り成します。教科ごとに系統立てて学ぶ時間(縦糸)を横糸がしっかり結びつける働きを担います。横糸教育とは、自分で体験し、じっくり考え、自分のものにする時間です。
広く深いこころを育む「こころの時間」、聴く・読む・伝える力を養う「風の時間」、国際理解を深める「光の時間」、論理的に考える力を身につける「力の時間」。これら4つの時間を月曜日から金曜日まで、毎日15分ずつ実施します。これが「関学タイム60」(「横糸」教育)です。
次は、キリスト教の精神・カウンセリングシステム/関西学院初等部の進路です。