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インドの算数・暗算(2ページ目)

少し前から話題になっているインドの教育。中でも、インドの算数は特に注目されています。インドの算数の楽しい暗算方法をご紹介します。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

10の位が1の場合の掛け算の暗算方法


例えば、14×17の場合

(1).掛けられる数と掛ける数の1の位の数字を足します。
14+7=21
(2).それに10を掛けます。
21×10=210
(3).掛ける数と掛けられる数の1の位の数字を掛けます。
4×7=28
(4).(2)と(3)の答えを足すと14×17の答えになります。
210+28=238

では、ここで、なぜ、この方法で答えが出るのか考えたいと思います。

14×17
=(10+4)×(10+7)
=10×10+10×7+4×10+4×7
=100+70+40+4×7
=140+70+4×7
=(14+7)×10+4×7
=210+28
=238となります。

算数・数学というと、「苦手だ」「嫌いだ」という方も少なくないと思います。でも、例えば、こんな楽しい暗算がきっかけで、算数が好きになるかもしれません。

「博士の愛した数式」<小川 洋子 (著) 新潮社>は、事故で記憶力を失った天才数学者と、彼の世話をすることとなった母子とのふれあいを描いた作品ですが、その中で、博士のとても印象的な言葉があります。それは、24のことを「とても潔い数字だ」、とか11を「素数の中でも殊更に美しい素数だ」というフレーズです。博士の数学に対する愛情が感じられます。

私自身も数学が大好きなので、24と11の話は、なんとなく共感がもてます。私は、数学にロマンを感じるのですが、それは小学校時代の算数の授業が楽しかったからだと思います。

今の子ども達にも、楽しく算数を学ぶことをきっかけにして、数学の魅力を感じ取ってもらえればと思います。

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