悠仁さまが受けられるご教育とは |
そして、いずれは、皇位継承順位第3位という重責を担われるのにふさわしくご成長されることを意識し秋篠宮さまも紀子さま、関係者も努力されるのではないかと思います。
ここで、天皇陛下の時代から皇室男子の教育を振り返ってみたいと思います。
天皇陛下のご幼少期から青年期~孤独な日々を
1933年にお生まれになった天皇陛下は、宮中のしきたりにより、わずか3歳でご両親の元から離され育てられました。女官がいると軟弱になるということから、東宮仮御所で東宮傅育官(ふいくかん)によって育てられ、周りは大人の男性ばかりでした。しかも、弟宮の義宮さまとも別々に育てられ、時々義宮さまがお兄様(今の天皇陛下)のいらっしゃる東宮御所に遊びにいらして、土日にお泊りになることもあったそうです。
戦後、慶応義塾の塾長だった小泉信三氏やアメリカの著名な児童文学者ヴァイニング夫人が天皇陛下の教育担当に就きましたが、彼女の言葉に印象的なものがあります。
「殿下はあまりにも退屈な束縛された生活を送っておいでになるとわたしは思った。尚悲しいことには、殿下はより大きな自由への欲求をも感じてさえおられないご様子なのであった。」
天皇陛下は、孤独の人と言われていらっしゃったのです。
天皇陛下のお辛いご経験から我が子は一つ屋根の下に
天皇陛下はご自分の子どもたちには辛い思いはさせたくないというお考えから・・・ |
1984年結婚25周年の会見で天皇陛下は、お子様の教育について、「基本的に私の育った経験から良かったと思うものを取り入れ、そうでなかったものを改めてということになると思います。
私の育ったときと違いますのは親兄弟が一緒に住んだこと、また、教育を学校に任せたことかと思います。」とおっしゃっていますが、親元を離れ、ご兄弟も離れて過ごされたことで、次のようなお辛い経験もされました。
弟宮さまが天皇陛下のおられる東宮御所に遊びに来られて、兄弟げんかをされた時、東宮侍従は「義宮さまの教育係のしつけが悪いからだ」と言い、逆に義宮さまのご教育係は、「東宮侍従のしつけが悪いからだ」と言い争いになり、天皇陛下はご兄弟でたいへん悲しい思いをされたのです。
天皇陛下は、ご自分のお辛い経験からご自分の子どもとたちとは一つ屋根の下で暮らすことを切望され、侍従もおひとりの方に、ふたりの子ども両方をみてくれとおっしゃったそうです。
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